間違いさがし


ゲームの進行には、まったく関係がありませんが、今回のポケモンゲームには、細かなこだわり(?)が、そこここにあるみたいです。




最初、シンオウ地方の西側のマップでスタートする物語なのですが、初期にゲットできる「カラナクシ」というポケモンは、ピンク色をしています。

ところが、物語がすすんで、プレイヤーが地図を南北に走る「テンガン山脈」とでもいうような、シンオウ地方を東西に2分する高山地帯の東側にやってくると・・・・・その「カラナクシ」の色が水色に変化することになっているのです。

おそらく同じ先祖をもつ「カラナクシ」というポケモンが、いつの時代にか、テンガン山の造山運動(?)で分断され、交流がとだえたまま、山脈の東と西で独自の発達をとげた結果、1方ではピンク、もう1方では水色のポケモンとして、現在に至っている・・・・・という話なのでしょう。


こういう生物界の変異現象は、実際いろんな場所で確認されています。
たとえば、昆虫のマイマイカブリやオサムシの類は、同じ種類の虫であっても、住んでいる地域で微妙な変化があることが知られています。

上記の昆虫は、空を飛ぶための羽がなく、地面を走り回っている種類の虫です。
したがって、同じ種類なのに、大河、高山などで住んでいる地域が分断され、交流のない場所ができてしまうと、その限られた地域だけで子孫を残すことになり、遠い地域で別の発達をとげた虫とは、微妙な形態変化が生じたりするわけです。


「カラナクシ」の色の違いについては、ゲーム内のセリフでも説明されていて、なんか、ダイヤ・パールは、勉強になる話題が入っているなぁ・・・・・と思ったものでした。





さらに物語が進むと、今度は、ノモセで
いろんなミノムッチをもっていたら見せてくれ。」
と言う少年が登場してきます。

最初、彼のセリフを聞いた時、私にはそれが、何のことか、さっぱりわかりませんでした。

ミノムッチは・・・ミノムッチじゃないか?
木に「あまい蜜」をぬって、何度かそのポケモンをゲットしていましたが・・・・・・同じ名前で別の姿かたちをしているミノムッチが出現したことはなかったのです。

ためしに、ミノムッチとその進化形である「ミノマダム」「ガーメイル」を手持ちにして、少年に話かけたのですが、どうもハズレであるらしい。

どういうことなんだろう・・・・・と思っていたら、同じ家にいる男性が
「育つ環境で人は変わるということを、教えてくれているようだ。」
なぁんていう、やたら意味深なセリフをしゃべってくる。

環境ねぇ・・・・・・・・

昔、子供の遊びに、大きくなったミノムシを捕まえてきて、そのミノの部分を上手にはさみではずしてしまい、裸んぼうにしたミノムシ本体を、細切れにした色紙や、毛糸くずの中にころがしておくと・・・・・・・その色紙や毛糸を材料にして、やがて、カラフルなミノをもった「ミノムシ」が出来上がる・・・・・・・というものがありました。

たしかにミノムシは、住んでいる環境で、その「ミノ」の姿かたちが、そうとう変化するものなのですが・・・・・・


これ、種明かしは、ミノムッチの外見に3種があったということだったんですね。

やり方は、わりと簡単で、どこでもいいから、ミノムッチにバトルをさせればいいのです。
たとえば、そのへんの草むらから飛び出すポケモン相手にバトルすれば、密をぬってゲットした時のミノムッチの形で成長していきます。

でも、バトルできる場所は、他にもあります。

たとえば、洞窟の中でバトルをすると・・・あら不思議、バトル終了後に見た、ミノムッチの外見が変化しているのです。

ズイの町の南にある慰霊塔(ロストタワーでしたっけ)の中でバトルをすると、これまた別の外見になっている。

緑色の基本形のミノムッチ、白っぽいミノムッチ、ちょっとピンクっぽいミノムッチ・・・・・この外見が異なる3体のミノムッチを手持ちにして、ノモセの民家にいる少年に話しかけると、それを見せてくれたことに喜んで「きょうせいギプス」をプレゼントしてくれることになっていたのです。



今回、一部のポケモンで、性別によって、進化系統が変化する・・・という新しいシステムが導入されたのですが、オスかメスかで、進化後のポケモンが別のものになる・・・という画期的なポケモンがミノムッチでした。
ここで、さらに、同じミノムッチであっても、3種の外見変化があるポケモンという、他に例を見ない話がでてきたわけです。

(正確に言えば、天候の変化によって、姿形が変化するポワルンとか、GBAのどのソフトであるかによって攻撃・防御・スピード・ノーマルとタイプが変わるデオキシスとかが、過去にも存在していたのですけれどね。)


・・・・・・・・・・・・。
なんで、ミノムッチばっかし特別なの?

気のせいか、ひいきされていませんか、ミノムッチ?

もしかして、スタッフの中に「ミノムシ」マニアがいたりするんだろうか・・・・・と、しょうもないことを考えた私でした。





さて、実はゲームが発売される直前に、興味深い話を耳にしていました。

今回のポケモンでは、オスのポケモンとメスのポケモンで、形が違っているものがいるらしい・・・・・というのです。

究極のポケモンを育てようとでもしたら、もしかしたら、ポケモンのオス、メスにも関心を寄せて、パラメータだの性質だの、個体値だの・・・・・いろんなことにこだわらなければならないのかもしれませんが・・・・・・
普通にプレイしているだけなら、ゲットしたり、育てたりするポケモンがオスであっても、メスであっても、さほどの問題はありません。

まぁ、せいぜい、タマゴ技遺伝を目的として、メスをゲットしたり、オスをねらったりすることはあるのでしょうが、外見まで気にしているプレイヤーは、いなかっただろうと思います。

いままでに、明らかに同じ(?)ポケモンなのに、雌雄でハッキリ姿かたちが違うポケモンといえば、ニドランだけでした。
(このポケモン、タマゴを産ませようとすると、かえってややこしくなったりして、困惑したものです。苦笑)
・・・・・・そういえば、あのホタル・ポケモン2種(バルビートとイルミーゼ)の設定って、どうなっているんでしょう?

今回は、どんな画像になっているのだろう?

一応心の片隅にそういう思いはあったのですが・・・・・・・

実は、かなり物語が進むまで、この話をけろっと忘れてしまっておりました。



ある日、たまたま気づいてしまったのです。

あれ・・・・・このハガネール、なんか変?



いや、変でもなんでもなかったんです。
ハガネールのオスとメスの画像を見比べると、下あごからはえているキバ(?)の数が違っていたんですね。

あっ!!・・・・・・と、例の話を思い出しましてね、他のポケモンの絵を調べてみたんですよ。

でも、わかんない。

別に全部が全部、雌雄で別のイラストになっている・・・・・というわけではないんですよね?

ようやく、見分けがついたのは、
ミツハニー(身体の中心付近に赤い点があるかどうか?)
ウパー(頭部から左右にでている角の部分の分岐が1本か2本か?)
ヌオー(背中のビラビラの部分が広めなのか、狭めなのか?)
ヘラクロス(頭部のでかい角の先端の形)
・・・・・・・この程度です。

まずね、雌雄で画像に変化があるにしても、プレイヤーがそのポケモンのオスにもメスにも遭遇していないと、調べることができません。
遭遇しても・・・・・・・私、苦手なんですよ、俗に言う「まちがいさがしゲーム」の種類。笑


野生ポケモンとバトルする時には、相手の外見がどうであろうと、影響なんかありそうにないのですが・・・・・・面白いことに、見分けが付くようになったポケモンが出現すると

    ウパー ♂

という表示より先に、
「おっ、こいつ、オスだ!」
と、見分けている自分がいたりする。

ニワトリのひよこの雌雄鑑別ができる・・・とでもいうのであれば、特殊技能なんですが、ゲーム中のポケモンの雌雄を見分けて、何の役に立つんだろうネェ。

でも、なぁんか、うれしいんだからしかたがない。


昨夜は、ようやく、ピカチュウの雌雄判別方法(尻尾の先っぽの形)に気がつきました。

コレが、うれしくて、うれしくて・・・・・・・

つい、通りがかった「高校教師」の息子に
「ピカチュウのオスとメスが区別できるようになった!!」
と、報告したら・・・・・・・

彼は、そういう話をまったく知らなかったらしく、ビックリして目が点になっておりました。


うん、きっと、他にもいろいろあるに違いないから、しばらくポケモン・イラストとにらめっこでもしてみようか・・・と思っています。


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蛇足

ピカチュウのオスとメスの違いについて、息子はさっそく勤務先の高校に話題をもちこんだらしいです。
ポケモンゲームをプレイしていなくても、「ピカチュウ」という名前はメジャーなので、知っている先生たちが多いです。

オスとメスのピカチュウ・イラストでまちがい探しをして、燃えた!・・・・・・と、言っていました。
・・・・・・・・あぁ、ここの職員室って、いったい・・・・・・・・・



私がオスとメスの違いを見分けられるようになったポケモンたち

ムックル:頭部の白い部分のひろさ
ムクバード:頭部の灰色の部分のひろさ
ムクホーク:頭部の白い部分のひろさ
ビッパ:尻尾のわかれ具合が3つなのか5つなのか
ビーダル:顔の白い部分の形

コリンク:頭上の毛のはね具合
コロボーシ:触角の長さ
コロトック:口髭は、オスの方が長い
パチリス:ひたいの青い部分の形
ギャラドス:口髭、オスは青、メスは白

ロゼリア:身体正面中央を覆っている大きい葉っぱのサイズ
ズバット:キバの長さ
ゴルバット:キバの長さ
ブイゼル:背中の白い模様が1つか2つか
フローゼル:背中の白い模様が1つか2つか

エイパム:頭上のとんがり部分の長さ
エテボーズ:頭上の毛のはね具合
アサナン:おダンゴ髪がむすんである高さ
チャーレム:頭のてっぺんの赤い部分の長さ
ライチュウ:尻尾の先の形。スッととがっているか、いくぶん丸みがあるか
キリンリキ:身体の黄色と黒の切り替わりが中央からなのか、ちょっと尻尾よりなのか

サイドン:ツノの長さ
トサキント:ツノの長さ
アズマオウ:ツノの長さ
ヤミカラス:ボウシのとんがり具合の大小
イノムー:キバの大きさ

オクタン:黄色いイボの大きさ
バクーダ:背中の火山みたいな部分の大きさ
ケイコウオ:尾びれの下の部分の大きさ
ネオラント:大きいヒレの下にある、長いヒレの長さ
ニューラ:赤い耳(飾りかな?)の長さ

フカマル:とさか?後頭部に切れ込みがあるかどうか
ガバイト:背びれに切れ込みがあるかどうか
コラッタ:ヒゲの長さ
ラッタ:ヒゲの長さ
クサイハナ:頭の赤い部分の白い点々の数

ソーナンス:メスは、赤い口紅をつけたように見える
レディアン:触角の長さ
リングマ:肩のビラビラした部分のはね具合
ノクタス:お腹のひし形模様の数
ドードー:首の色が茶色か黒か

ドードリオ:首の色が茶色か黒か
ヒポポタス:体色(顔の部分)が違う
カバルドン:体色が違う



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