魔物の話


DS移植版に登場する魔物は、基本的にファミコン版と同じなのだろうと思います。
1回のバトルに出現する数は、少なくなっていますから、敵の強さについての計算方法は変化しているのでしょうが、
「あのへんで、こんなのが出てきたなぁ・・・・・」
という、なつかしさは、ありましたね。


私は、必要以上にレベル上げをしながらプレイしたがる人なので、アイテム探しをかねて、実にしつこく、すみずみまで歩きまわっているはずなのですが・・・・・それでも、ギサールの宿屋さんの隠し通路の先で見せてもらえる魔物図鑑には、あちこちに空白があって、少々ショックです。

「いままでに、出会って、倒したことがある魔物の一覧表」
なのですから、空白のままなのは、倒さずに逃げちゃったからじゃないのか?・・・・・というと、そういうことは、ありえません。
私は、よほどのことがないと、逃げないプレイヤーなんです。
たぶん、本当に1度も出会っていないままの魔物が多数いるのでしょう。

(この図鑑、唯一ネプト竜だけは、喧嘩を売らなくても掲載されることになっています。勝利回数0という魔物ですね。まぁ、シナリオ上の魔物でして、勝てる相手ではないと考えていますが・・・ウチの息子、わざわざセーブして、ためしに出現ポイントにでかけて行って、瞬殺されていました。物好きな。)

クリアしてから、もう1度、世界のあちこちをうろつきまわってみました。パーティの強さに充分ゆとりができていることなので、徹底的にねばってみたのですが、なかなか出会えない、いわば、レアな魔物・・・・・というのは、結構いそうな気がしています。

いくらでも、ゴロゴロ出現して、たおした数が最大値打ち止めになっている魔物がいるかと思うと、出会った数が「1」のままの魔物もいます。
これ、別に、特定の宝箱から飛び出してくる魔物とは限りませんから、レアと言っていいのではないでしょうか?

そうかと思うと、クリア後の「世界、魔物探しの旅」で、ようやく魔物図鑑にNew登録できた相手が、
「なんで、これまで出会っていなかったんだ?」
と不思議になるくらい、どこにでも出てきそうな魔物だったこともあります。

クリアしてしまうと、2度と入ることができない「場所」に出現する敵とか、エンタープライズが壊れてしまうと、以後出会えなくなる「海上の敵」にも、残念ながら「空白」がいくつもあり、魔物図鑑のコンプリートは不可能になっています。
しつこくプレイしているつもりだっただけに、残念ですね。笑


今回、この魔物図鑑、途中で見ることなしに物語を進めたとして、すんなりと全種コンプリートできてしまうプレイヤーさんって、いるのでしょうか?
おそらく、初めてギサールに行ったとき、
「あ、ここ空いている。ここも空いたまま・・・・・」
たいていの人が、そう思ったのではないかと考えます。
コンプ希望の人は、それ以後、きっと注意しながら進んだんだろうなぁ。


私より、いくらか遅れてゲームをスタートした息子なのですが、話を聞いていると、どうも私より、この「レアな魔物」に上手く出会いやすいプレイヤー(?)であるみたいです。

「ドラゴンがすむ山」を攻略している時、私は1回しか出会ったことがない「ラストバード」に、彼は何度も出会っていたみたいです。

「バハムートの洞窟」が出現場所であるらしい「空白」を埋めようと、かなり時間をかけてうろうろした結果、「ラミアクイーン」に出会ったのですが・・・・・・・
「ちょっとぉ、ラミアクイーンがいるってことは、どこかにラミアがいるってことだよねぇ。私まだ、会ったことがないんですけれど・・・・」
「あ、オレ、長老の木がどうとかってダンジョンで1回会った。」
・・・・・・・・・・。
あれか、あの、もう2度と行けない場所なのに、空白のまま残っているのが「ラミア」だったのか。

この時は、ちょっとうらやましかったです。

でもね・・・・・・・



ある日、遅めの夕食を食べながら、息子が言いました。
「さっき、海底の神殿で、ドラゴンに会ってさぁ・・・・・ボロボロ!」
ウネさんを目覚めさせるために「リュート」を取りに行ったんですね。
あそこで、たま〜に出会う「ドラゴン」という、もうちょっと、種類特有の名前がつけてもらいたいかな〜って竜は、かなり強め設定です。
でも、幸い、あまり出てこないことになっている。(と、思っていました)

「新しい武器を買った後だったので、ばっちりダメージ取れたと思ったのに、ぜんぜん平気で飛んでいるんだもんなぁ・・・・」
わかる、わかる。
私も、あそこでキモを冷やした記憶があるから。

「やっと勝ったと思ったら、次に出たのが、ベヒーモス。」
げっ。
私、クリアしてから、空白を埋めるために、わざわざ時間をかけて、ようやく出会うことができたんだぜ、そこのベヒーモス。
お前は、そんなに、簡単にドラゴンにも、ベヒーモスにも連荘で出会ったのかよ。
う、うらやましい。

「バカ言え、俺は、ドラゴンとベヒーモスに連続で出会って、全滅するかと思ったんだぞ!」
あ・・・・・・・・。

考えてみたら、レアな魔物には、強めのヤツが多いみたいです。
」よく、そんなのに、バンバンとエンカウントする特技(?)があったら、それ、むしろ、迷惑だよな。


ちなみに、「古代の民の迷宮」を初めて通過する時、息子はきっちり「キングベヒーモス」のメテオ攻撃をくらっていました。

「オレがまだ、使うこともできないような大技を・・・・・」

ご愁傷様です。
私は、その「キングベヒーモス」の場所が埋まらず、そこいらのマップをかけまわり、ようやく出現地域を見つけ出して喜んだものです。
すでに、レベルが高かったので、おぉ、いたいた・・・ですんでしまったのですが、あのへんの敵としては、強敵ですよね。

そういえば、「ベヒーモス」と「キングベヒーモス」の両方ともに振られまくって、ちっとも魔物の図鑑が埋まらずにいたころ、ひさしぶりにオープニングのムービーを見まして・・・・・・あそこに「ベヒーモス」って登場していたんですね。
そもそも、「ベヒーモス」の類って、FFシリーズでは常連でして、クセのあるダンジョンとか、ラストダンジョンとかには、期待通りに出てきてくれたりする。
強いから、迷惑なんだけれど・・・・。
ついでに、決まった反撃技があったり、最近では必ずのように、たおれる直前に強力な最終攻撃をはなっていってくれたりする。涙
愛されているんだろうなぁ、おまえ、FFシリーズの魔物担当のスタッフさん達に・・・・。
(FFVIIでは、設定イラストの前足に常連と書いてあったりして、笑った)

常連で、最初のムービーでも活躍しているのだから、絶対にどこかにいるに違いない!・・・・・のに、なんで私が探すと、出てこないンだよ?!
思えば、今回、私は、ものすごく珍しい体験をしたことになるのかもしれません。
ベヒーモスに出会うことなく、最後の戦いまで終わってしまった・・・・・うん、貴重な体験です。

これで、不思議なことに、探しもとめて、1度出会ってしまうと、なぜかそれ以後は、いっくらでも出現するんですよ。
「お前、バトルへたっぴだから、強くなるまで、出て行くの待ってやったゼ。」
なぁんて、ゲームの中の魔物が考えているとも思えないのですが、なにか、仕組みがあるものなのでしょうかねぇ??





さて、魔物の図鑑を見て思ったつっこみネタをいくつか
                                (順不動で・・・笑)


アダマンタイマイ
一見して、亀だよな。
おまえさん、図鑑によると「弱点 こおり みず」だそうだが、水が弱点になる亀って、どうよ?!


コッカトリス
石化が怖い魔物として有名。これも常連ぽいです。
今回、鳥型じゃなくて、はいつくばったカメレオンみたいな姿で登場するので、どうにも気になってなりません!

原型はギリシア・ローマ神話の時代のバジリスクで、それがキリスト教が普及した西欧ではコカトリスに変化してきたみたいなのですが・・・・・
バジリスクはコブラが原型ではないかと思われる「毒蛇」タイプの怖さが強いイメージなので、各種ゲームの中でも、蛇だったりトカゲの形だったりすることが多いです。
これが、コカトリスになると、ありえない話ですが、オスのニワトリが産んだ卵(産むはずがないよな)を毒蛇だかが温めて(変温動物の蛇が暖めるなんて無理っぽい)、孵った魔物ということになります。バジリスクとは比べ物にならないくらい強烈な石化能力のある邪眼をもっていることになっていて、形態は鳥ですね。
今回「石化能力」のある鳥は、ダイブイーグルなどに先取りされちゃっていますから、やむなくトカゲ型になっちゃったのかな?先祖がえりですか。


ジン
初期のボスの名前なのですが・・・・・
普通、ジンと聞くと、風をあやつる精霊という印象がどうしても強いです。
でも、このボス、風は関係なくて、炎が得意ということらしい。
このゲームでは、風に対抗する魔法なりアイテムの設定がまだなかった時代なので、そういう方面が得意なボスが登場すると、攻略方法に困るから、炎タイプ(?)にされちゃったのかなぁ?


リザードマン
弱点は雷だそうです。水っぽい場所に登場することになっているからでしょうか?
でも、姿かたちは、やっぱりトカゲ人間。
どうしても、氷をぶつけたくてしかたがないのは、私だけでしょうか?


カエル各種
やはり、水っぽい場所に登場するので、弱点は雷になっています。
でも、これもやっぱり、氷が弱点であってほしかったなぁ。
トカゲやカエルは、冬眠するので寒さに弱い・・・・どうしても、そういうイメージが強いです。


ナイトメアー
ゴールドルの館に出現する魔物は、どれもこれもキンキラキンです。
主人の好みに合わせて、魔物までキンキンであるのは、笑うしかありません。
たぶん、キンキンでない魔物は、住まわせてもらえないのな、あそこ。
名前にも、皆さん「ゴールド・・・・・」が決まりになっているのに、なぜか、こいつだけ「ゴールド」表示がない!
なんで、これだけ「ゴールド」でないのか、どうでもいいことが気になってなりません。


ランドタートル
1番最初のボスですね。
名前から考えても、絶対に「陸ガメ」・・・・・なんだけれど、足の特徴は「海ガメ」。
ヒレですよ、ヒレ。
さぞかし、歩きにくいことでしょう。
これ、ファミコン時代も、最近の攻略本でも
「途中の宝箱で入手した南極の風を使おう」
と、たいてい攻略方法が書いてあるんですが・・・・・・・
弱点なしだったんですね。「南極の風」つまり、氷関係が弱点なんじゃないんですよ。
単に、スタート直後なので、そのころとしては、強めの魔法の効果が期待できるアイテムをぶつけてやれ・・・というだけのことだったんです。
いやぁ、すっかり、氷が弱点(ほら、亀ですし)だと思い込んでいましたので、ビックリしました。
それならば、「南極の風」は、むしろ次のボス用に保存する方が有効なんでしょうか?


アーリマン



魔王ザンデとバトルした後、最後のボスのところに行く前に、是非とも倒しておかなければならない4天王みたいな魔物の1体がこれです。
他には、「エキドナ」「ケルベロス」「2ヘッドドラゴン」がいます。
ゲームが終盤になると、さすがに世界各地の代表的魔物の類の名前がどんどこ登場してきて迫力満点なのですが、この「2ヘッドドラゴン」だけは・・・・なんとかなりませんでしたかねぇ、ものすごく即物的に聞こえてしまうのですが・・・。

初めてクリアした時には、あまりパーティに余裕がありませんでしたから、こいつら4体と、さらに途中でたまたま出会った敵で、初めてだった場合のみバトルをし、後はサッサと逃げてしまいました。
当然のように、魔物図鑑が空白だらけになっています。
それで、穴埋めのために再度出かけていったんですね。

かなりしつこく歩きまわりまして、どうやら、たいがいの相手には出会ったような気になりました。
1番最後のマップには、4天王の色違いさんたちがザコとして登場します。
エキドナ → ヒュドラ
ケルベロス → ガルム
2ヘッドドラゴン → ダブルドラゴン  (これも、まぁ、どうしようもない名前だねぇ)
当然、アーリマンの色違いザコもいるにちがいないと思ったわけです。

さがしまくりまして・・・・・でも、どんだけ探しても出てこない。
出ないはずですよ。図鑑で調べたら、存在していませんでした。
あらぁ〜、いないんですか?

ゲーム内に1回しか同型の魔物が登場しない・・・・という例は、きわめて少ないです。
もしかしたら、アーリマンとラストバードくらいかもしれません。
おまえさん、さすがに大物の名前をつけてもらっているだけに、優遇されていたんだねぇ。


脚から下が消えている魔物
日本の幽霊に脚がないのは、円山応挙の幽霊画のせいではないのか・・・という話を聞いたことがありますが・・・・・・FFIIIの中にも、脚から下がはっきりしない魔物がいくつかあります。
1つは、デーモン関係。ちょっと強めの悪魔ですね。
魔界かどこかから、出現した瞬間をとらえたイメージなのでしょうが、上半身はハッキリしていても下半身が描かれていません。
もう1つは、ソーサラーなどの魔法使い関係。
理由がよくわからないのですが、脚のさきっぽがスルリと細くなって消えています。
これら、ファミコン版の1枚絵の場合は、まったく問題がなかったんです。
でも、今回、3Dになって、しかもアクションする。
1種類の魔物に使用できる容量というものがあるでしょうから、こうなったのだろうと思いますが、下半身の消えている部分がチラチラピョコピョコして、見ていて気になってならない。
あれ、いっそのこと、新しくイラストを描きなおしてもよかったんじゃないかなぁ?


アンデッドの設定
本来、死んでいるのだが、それが魔物となって出現する・・・・・というタイプをひとまとめにアンデットと呼んでいます。
骸骨、ゾンビ、ミイラ男・・・・そういうのが代表ですね。
弱点になるのは、「聖」。
FFIIIでも、ゲーム初期に、アンデッドばかりがゾロゾロと出現するダンジョンを攻略しなければなりません。
特徴として、普通ならばHPを回復するような魔法とか薬でダメージをうけてしまう・・・という約束事があります。ゲーム初期には、高位の「聖なる魔法」がありませんので、ケアルなどを攻撃魔法としてぶつける・・・という作戦が有効になるわけです。
しかし、やはり特徴として、ブラッドソード、ブラッドランスという特別の武器を装備して、これらアンデッドにダメージをあたえようとすると・・・・・逆に回復させてしまい、自分がダメージをうけてしまう・・・という設定もあったりします。
したがって、出現した魔物がアンデッドであるのかどうかは、是非、前もってチェックしておく必要が出てくるのです。
まぁ、だいたいは、見ただけでわかるわけですよ。
骨だけでできていれば、まちがいなくアンデッド。これで生きていたら、たいしたものです。

ところが、どうも、FFIIIの時代には、最近のゲームとはアンデッドの分類が少々違っていたみたいですね。
だって、ほら、たとえば、デュラハーン。
切り取られた自分の「首」を片手に持ち、頭のない馬にまたがって登場する魔物・・・・・・どこからどう見たって、これ「死んでいる」でしょうが?!
でも、FFIIIでは、アンデッド扱いじゃないんだなぁ。
ブラッドソードで斬りかかっても、まったく問題ありません。
あまり強めのアンデッドが出てこないゲームというのは、便利なのかもしれませんが・・・やっぱり、どうにも納得できないことがあるんですよねぇ。苦笑


飛んでいるヤツは風が弱点
FFIIIの場合、空を飛んでいる魔物は、一般的に風の魔法などが弱点ということになっています。魔法などで、空気をみだされたら、うまく飛ぶことができなくなるでしょうし、ダメージもうけやすいことでしょう。その点は理解できるんです。
問題は・・・・・どいつが「飛んでいる魔物」であるかってこと。
なんかねぇ、「飛んでいる」と「浮いている」は、違うことになっているみたいなんだ。
背中に羽があって、地面から足がはなれている「カトブレパス」なんかは、風が弱点ではありません。「飛んでいる」とは、みなされていないのでしょうか?

背中に立派な羽があるのに「風」が弱点でない魔物って、かなりいるんですよ。
たとえば、キマイラとかマンティコアの類。
でかい羽があるのですが、たしかに、たいてい地面にドッシリと四つんばいになって登場します。
「飛んでねぇもんな〜」
と、言われそうで、がまんしようと思っていたのですが、見つけてしまいました。
おい、クリスタルタワーにむかってインビンシブルを飛ばしていると、空中戦を吹っかけてくるのは、誰だったっけかな?!
少なくとも、あの周辺に住んでいるキマイラ一族だけは、風が弱点でなければならない・・・と思うのは、私だけでしょうか?


                                           もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送