ダメ母とリヴァイアサン

                                      ファイナルファンタジーII

前にバハムートの話を書いたので、やっぱしリヴァイアサンの話も書いてみたくなってしまいました。
どうも私が何かを書くと、偉大なる神も強大なる魔王も、なんでもかんでもがオチャラケ・キャラ扱いになりそうなので、気にはなるんですが・・・。

リヴァイアサン:出展は聖書でしょうね。
ひたすらでっかい海の魔物であったらしいです。
なにしろ、リヴァイアサンの弟ができた時に、そっちも海に置いておこうとしたら、海が狭すぎて入らず、しかたがないから陸の魔物にした・・・というとんでもない話を聞いた覚えがあります。
たしか、地球の海と陸の比率というのは、7対3くらいで海の方が多いはずなんですが、それに入りきらないから一方は陸の魔物に・・・って、どんなデカさの話だっつうんでしょう!
というか、そういうでかいもんを、ただでさえ狭い陸に置いたら、住む場所に困るんじゃないかと思うのは私だけですか?



私がゲームの中で初めてリヴァイアサンに出会ったのは、FFIIでした。
何度も書きましたが、FFIIをファミコンでプレイしていた頃は、まだ私がTVゲームをやりだしてから日が浅い時期でして、この時も大ミスをやらかしてしまったのです。

当時、ファイナルファンタジーの常識として、フィールドでならいくらでもセーブができるけれど、ダンジョン攻略中にはセーブができないというシステムがありました。
現在のようにボスとのバトルの直前には必ずセーブ用のポイントが作ってもらえるようになるのは、だいぶ先の話なのです。
したがって、塔や洞窟に入る前には必ずセーブをする。無事攻略が終了して、外に出てきたらセーブをする・・・これがゲームのやり方の基本でした。

全滅したら直前のセーブからやりなおしになりますから、こまめにセーブするのが、かしこい方法だったのです。
大ダンジョンの場合は、いっきに外に脱出できる呪文がありますから、初心者はあまり無理をしない程度に少しずつ内部を攻略しては外に出てセーブ。また入りなおして攻略・・・この作業を繰り返すことが多かったものです。

ただし・・・この脱出用魔法が無効になる場所は0ではありません。
ダンジョン攻略の最後のあたりに特別のイベントが用意されているようなケースだと、「テレポ不可」になってしまうのです。ためしに攻略初期に脱出魔法を使ってみて、もしもその場所で使えないことになっていたとしたら・・・う〜む、先々何かあるな・・・とプレイヤーは前もって知ることができちゃったりしたわけですね。笑

こういう時代だったので、攻略地点まで行ったら必ずセーブをする・・・ということはきちんと守っていたわけです。
しかし・・・攻略に成功した直後のセーブ、これをうっかり忘れてしまったんですねぇ、あの時。


物語が佳境に入っていまして、謎解きとバトル、結構疲れていたんですよ。
必須アイテムを入手して気が緩みましてねぇ、ひょいと時計を見たら、そろそろ保育園のお迎えタイムだったんです。
娘が行っている保育園に保護者が「帰宅時」のお迎えに行くきまりがあったのです。
その時刻が近づいていたために、よけいあわててしまったのでしょうね。
つい、クリア後のセーブをし忘れたまま、船に乗って自軍の根拠地まで帰ってしまおうとしたんです。物語を次に進める前に1度きっちり回復させたかったんだと思います。回復させてから終了すれば、ちょうど「お迎え時間」バッチリになりそうだ・・・これがいけなかったんです。

海に出てしばらく行ったところで、突然イベントが発生しちゃったんです。
海上だし、もちろんセーブ不可ですよ。
とんでもない海の魔物が船ごと主人公たちを飲み込んでしまったのです。

     ペロリ

え?!

マジでびっくりしましてねぇ。
最後にセーブしたの、いつだったっけか?
ヤバ、ず〜っとしていないぞ!!

この、飲み込んだ魔物こそがリヴァイアサンだったわけです。

イベント付きで攻略がスタートするダンジョン「リヴァイアサンの体内」ですから、当然脱出方法は「そこをクリアすること」だけです。
もちろん、内部にセーブできる場所はありません。

タラ〜ッ   冷や汗

どうしよう。
隣で見ていた息子とその友人の目が冷たいです。
お迎え、ど〜すんだよ
もう、しっかり視線が語っております。

保育園の方をすっぽかすことはできませんからねぇ。
はい、いさぎよく頭を下げました。
すみません、息子さん、お迎えに行ってきてくださいませ。」
     ペコリ

絶対選択肢がまちがっておりましたね



近所とはいえ、ゲームにかまけて保育園のお迎えを小学生の息子に依頼するダメ母
     もう、時効ですぜ、この件は。

息子は同じ保育園の卒園でしたし、家が極めて近いこともわかっていることでしたから、「お迎え」が小学生の兄ちゃんでも、娘はあっさりと帰ってまいりました。

セーブくらい、こまめにしろよな。」
「すみません、すみません。以後、充分気をつけるようにいたします。」

反省したんですが・・・実は保育園3年間のうち、計3回、息子に「お迎えおねが〜い」をやらかしてしまいました。
     う〜  ダメ母

いえ、セーブのし忘れは、2度とやりませんでしたよ。
後の2回は攻略に手間取っただけです
     いいわけにもなりませんが・・・



いや、こういう前例がいくらでもあったために、困る人が他にもいて、近年ではダンジョンにもセーブできる場所があちこち用意されるようになってきたんじゃないかと思っているんですけれどねぇ・・・

                                             もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送