方向音痴ゲーマー
私の方向感覚はどうやら90度くらい狂っているらしいです。
2005年の春まで住んでいた岡崎の町は、もとが城下町(徳川家康が生まれたという、あの岡崎です)として発展した土地だったので、
道路がわざと複雑に作られている
ように感じました。
交差点も三叉路あり五叉路以上のややこしいものあり、また、なかなか直交していません。メインロードが微妙にカーブしていて、うっかりしていると移動方向がいつの間にか変わっていたりします。
この街には26年くらい住んでいたので、もう今更方向感覚のズレは直りそうにありません。
それでも一応自分の頭の中には自分なりの地図ができあがっていて、生活していく上には、さほど苦労しないものなんです。
学生時代には4年間東京生活でしたから、
おおまか
な東京の地図も頭の中にできています。
この
東京の地図が、いまになって、結構くせもの
なんですよ。
TVゲームをやると、多くのRPGの舞台となる場所は架空の世界です。
ドラゴンクエスト3の世界のように、世界地図そのものというのは、むしろ例外で、たいていはゲームのどこかでもらった地図をたよりに歩くことになります。
ポケットモンスター・シリーズみたいに、地図の元ネタがあら関東だ、おや九州だと言っても、これもまぁ、道がこれ以上もないくらいハッキリしたゲームなので、あまり影響はありません。
まったく初めての地図、初めての場所を歩くのであれば、だれもが同じスタートライン。迷いながらもそのうち地理を把握できることになります。
でも、たまに、
ちょっとだけ知識があるために、かえって混乱する
ゲームがあります。
たとえば、女神転生シリーズの中の数本。
舞台が
基本的に東京付近
を扱っているものがクセものです。
東京の街そのものを歩くのであれば問題はありません。でも、たいていゲームですから、物語の途中でとんでもない事件が発生したりして、
地形が変わってしまう
・・・なぁんていう設定が入ってきたりするわけです。
ほら、話の進行状況によって、今はこっちの町に行きたいけれど、途中に高い山があって、まわり道をしなければならない・・・とか、川があって移動できない・・・とかいうゲームに便利な設定。あれを現実のマップに、ある時突然無理やり組み込まれてしまうわけですね。
私の頭には、A地点からB地点に行くのなら、ここから北へ行けばいいだろう・・・などという
常識
が先にあるわけです。
ところが、ゲームの中で北へ行こうとすると、障害物が作られていて、直接北へは行けませんよ・・・という具合になってしまっていたりするのです。
これが、架空の世界であれば、わりとあっさりと
「では、別のルートをさがしましょう」
と、頭が切り替わるのですが、なまじ現実世界の地図があると・・・なかなか
納得
がいきません。笑
「
目的地は北だよ
。」
「北には、クレパスがあって、進めないんだってば。」
「
でも、北に行きたいよ
。」
「あきらめの悪い・・・」
あれは・・・真・女神転生Iの時だったかなぁ・・・?
なんとなく、イライラ度が高いような気がしてなりませんでした。
で、2年ほど前、ある攻略サイトでおなじみになった人が、調度「真・女神転生3」をプレイしているという話をしていたので、聞いてみたんです。
「
銀座(品川区)から池袋に行くのに、東の方に行かなくちゃいけないのが、どうしても納得できない気分なんだよ〜
」
(注:普通、北に行きます。笑。ゲームでは銀座のはるか東方に不思議な地下道の入り口があって、そこから雑司が谷に出て、池袋に到達することになっていました。)
「まぁ、東京全体がバラバラにされて、丸くなっちゃっているっていう話だもんな。」
「
物語はわかっているんだけれど、地図のつながり方が、
無駄
に気になってしかたがないんだ
。」
「そうなのか?気分の話か。う〜ん、自分は東京に住んだ経験がないから、今回はこういう地図なんだ・・・と、すんなり受け入れられるぞ。」
へえぇ〜、そういうものなんだ。
つまり、実感として元の東京を知らない人なら、架空の世界と同じ感覚でプレイできちゃっているわけ?
東京人プレイヤーと、東京以外プレイヤーでは、マップの印象からして違うことがあるわけなんだ。
「なんで、晴海に行かなくちゃならんのだァ〜〜っ」
と、
ゴネ
たくなる気分を感じられるってことは、同じゲームをプレイしていても、もしかして、ちょっとだけ得していたりします?
どこかのメーカーで、今度、私が今住んでいる
愛知県あたりで問題が発生するRPG
を作ってくれないでしょうかねぇ。
もどります
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