ヘルプ・ミィ

                                          ポケモン・シリーズ

子供がゲームをやっていると親もまきこまれることがあります。
我が家みたいに親がゲームをやっているために子供がまきこまれる・・・という例外もたまァにありますが・・・
今回は、まきこまれた大人のお話。

ポケットモンスター・シリーズは、TVアニメが放映されているせいもあって、RPGゲームとしては比較的小さな子供にも浸透しているようです。
初めてやったRPGは、ポケモンだった・・・そんな世代が結構あるのではないでしょうか?

ポケットモンスター・シリーズは、たいへん素直なRPGだと思います。が、それでも小学校低学年の児童の中には、あまり一般的でないプレイの仕方をしてしまう子がいます。
(わざと限定条件をつけてプレイをしているのではなくて、本人はとっても普通のプレイをしているつもりなんですよ。)

ポケモンをゲットするためのボール、それも1番最初から買えるあまり性能が高くない「モンスターボール」を、やたら買ってしまう子。お金がたまると、すぐにボールを買ってしまって、いつもサイフはスカンピン。
他に回復用のアイテムとか、冒険の旅の途中で「あれば便利だなぁ」と思われる道具はいろいろあるのに、それらはまったく買おうとしないで、ひたすらボールばかり買ってしまう。
それでは先に進むのがたいへんだろうと思うのですが、案外本人はケロリとしてゲームを楽しんでいるみたいです。まぁ、口出しすることは、やめておきますかねぇ。

でも・・・玩具店の店頭に「新作ゲーム体験コーナー」みたいな場所があって「1人5分遊んだら、次の人とかわってね」と書いてあるような場合、ゲームの途中で持ち金を全部モンスターボールにしてしまうのは、絶対にやめてほしい。5分後にかわった人がものすごく迷惑するんだから!!

ゲームの初期に登場する低レベルでしかも、どこにでもたくさんいるようなポケモンをゲットしまくって、「パソコン」をいっぱいにしてしまう子。
多数をゲットして、その中からパラメータが高いものを選んで育てる予定(その他はいずれ逃がす)だというのであれば、話はわかるのですが、どうやら、どっさりゲットすることだけで満足しているらしい気配。
う〜ん、どうせなら、もっといろんな種類のポケモンをゲットしたらいいんじゃないかい?
あずけられる数にも限界ってものがあるんだからさぁ・・・。
でも、これも本人は楽しんでいるのだから、口出しすることじゃないんだろうなぁ。
(とっても口出ししたくなりますけれどね)

ゲームにつまってしまうと、小さなプレイヤー君達はどうするのでしょう?
同じゲームをやったことがある「おともだち」に教えてもらう・・・これが1番ありそうです。
兄弟に聞く。聞ける相手がいればラッキーなんですが・・・。
しかし、もう1つのパターンがあります。
親に聞く。
たまたま、聞かれた親が、そのゲームをプレイしたことがある場合は問題ありません。が、特に母親の場合は、ゲームの知識がまったくないケースが珍しくありません。
聞かれても、答えようがないわけです。
どうするか?
おとうさんに、聞いてごらんなさい。」
    ニッコリ
たいてい逃げるんですなぁ。

でもね、わからんことを、いいかげんに答えられるより、いっそ、かわされる方がいいかもしれませんよ。

で、おとうさんに「お鉢」がまわってくるわけです。
男性が全員ゲームに詳しいわけじゃありません。よしんば、ゲームをする「おとうさん」であっても、今、子供がプレイしているゲームのことを知っているかどうかは問題が別です。

知らないゲームだと・・・困っちゃうわけです。
あ〜、もう少し、自分で考えてごらん。」
こんなセリフが出たら・・・あ、わかんねェんだなっつうことですな。

でも、我が子が困って質問してきているのだから、たとえゲームのことであろうとも、何とか解決してやりたい・・・と考えるステキなおとうさんは、いっぱいいます。

ある時、記憶にない電話番号表示の相手から電話が入ります。
「はい、もしもし・・・」
「○○研のXXですが。」
相手は、たいてい自分の大学名か職場の研究室の名前をつげてくるんですね。あれ、職業のクセなのかな?そのせいで、夫あての仕事の話だと思いこんじゃう。
「あ、いつもお世話になっております。(←電話とりつぎの常套文句。外交辞令だったりする。笑)あいにく夫はまだ、帰宅していませんが・・・・・」
「いや、仕事じゃないんだ。あなたに用なんだよ。○○○ってゲーム、やったことある?」
たぶん、奥さんの情報網から、私を探り出すんでしょうねぇ。
「子供が、先に進めないって困っているんだけれど、答えがわかるかなぁ?」
実に何度もありました。この種の話。笑

ポケモン・シリーズの場合は、この「先に進めない」という原因に、思いがけないパターンが結構あるんですよ。
単に「ここの相手に勝てない」とか「さがしているものが見つからない」で済む話は少ないです。

「海に着いたところから、先に行けない」(ポケモン金・銀)
という話だった時は、秘伝マシン「なみのり」についての質問かなぁ・・と思いました。
で、答えを出してみたのですが、
「どうも、わからんらしい。悪いが、直接子供と話しをしてくれないか?」
いいですよ〜、たぶん、プレイしていない人が間に入ると、それだけで伝わらないことはふえちゃいますからねぇ。

事情を聞いてみるのですが、なんか、よくわからない。
(相手は小さな子なので、うまく説明できなかったりするんです)
「でも、なみのり できないんだ。」
おやぁ?水タイプがいないのかな?
じゃぁ、水でなくても「なみのり」が覚えられるポケモンを持っていたら、それに教えさせよう。

「どんなポケモンを持っているのぉ?」
「バクフーン!」
ああ、そりゃ無理だな。

注:バクフーン ゲームの最初にヒノアラシをもらった場合に進化させた最終体型のポケモン。炎タイプで、たよりになるが、絶対に泳いではくれない。

しかし、その場面ですでにバクフーンを持っているのか。
しっかり育てているんだなぁ・・・。
「バクフーンの他には、なにがいるの?」
「ほかぁ?・・・・」
あれ・・・とぉ、これ・・・とぉ・・・・

ちょ、ちょっと待って。
想像するに、バクフーン以外は、本当に「そこにいるだけ」の手持ちポケモンだったりする?
もちろん、ゲームの初期にゲットして、そのまんま状態に近いと思われる。 汗
そうかぁ・・・バクフーンだけで進んで来ちゃったんだ。 汗 汗
というか、そのメンバーで進んでこられるのか、そこまで?!

「他のポケモンは育てないの?」
「バクフーンで勝てるし、他のを出すと、すぐ負けちゃう。」
ありがちなパターン。
バトルの最初に弱いポケモンを出して、バクフーンに入れ替えて経験値を入手する・・・なぁんてこと、面倒でやらないんだろうなぁ。
1匹だけバトルさせるから、それしか育たない。
1匹強ければ、それしか使わない。
悪循環。笑
たのむ、「がくしゅうそうち」くらい使ってくれ

「新しいポケモンはゲットしないの?」
「バクフーンだと、たおしちゃうし、他のだと負けるもん。」
いったい・・・何レベルのバクフーンを持っているのだろう???

ちょっと、ひきかえして、敵が弱めの場所で、他の手持ちを育てよう・・・という気もないらしい。というか、そういう発想が、まず、ない?

さぁ、どうする?

「おばちゃんの持っているポケモンと、きみの○○○と、XXXと、2体くらい交換してくれないかなぁ?」
「うん、いいよぉ。」
トレードで問題解決。   ズルイかな。

ポケセンのパソコンから、相手のジム・バッジの数で問題がなさそうなレベルのポケモンを引っ張り出して、きっちり「ひでんマシン技」をいろいろ覚えさせて交換。
どうやら、無事、先には進んだらしい。
もっとも、あのままでは、とてもチャンピオン・ロードを駆け上がることは無理だという予感がしていたのだが・・・。


もう1つ面白かったのは、迷子事件。
この時は、直接ゲーム機を持って、相手がたずねて来られた。
「洞窟からでられなくなっちゃった・・・と言うんだが、外に出してもらえませんか?」
差し出されたのはピカチュウ・バージョン。
場所はチャンピオン・ロードのど真ん中
「あなほり用」ポケモン不在。「あなぬけのヒモ」の手持ちなし

ポケモンのチャンピオン・ロードって、ゲームの中で1箇所だけやたら複雑な大ダンジョンですからねぇ。苦笑
一応そこまで進んできたパーティなので、それなりに育っていますが、それと「迷子」は別問題。
自分がどこにいるのかもわからなくなって、困っちゃったわけだ。
で、どうしようもなくなって、おとうさんにすがりついた。
目の中に入れても痛くない愛娘にたよられて、おとうさん後にはひけないよ。笑


でも、やったことのないゲームを、最後の大ダンジョンの真ん中から突然攻略するなんて・・・そりゃ無理って話。
笑っちゃ悪いけれど・・傍目にはコメディだよなぁ。
うん、大人だって、辛いよ。


あの時のプレイヤー、すでに立派なお兄さん、お姉さんに成長している年齢のはずです。
もう、すっかり忘れちゃっているでしょうねぇ。
でも、おばさんは、し〜っかり覚えているぞぉ。
いつか、きみ達が社会的に超有名人にでもなったら、どこかの週刊誌で暴露してあげるから、楽しみに待ってなさいね。

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