古いアニメーション作品のこと (第4次スーパーロボット大戦)

私と「第4次スーパーロボット大戦」との出会いは本当に偶然の結果と言えるでしょう。
偶然って、ありがたいものです。
「第4次」ということですから、それ以前に1〜3番のシリーズがあったわけです。
しかし、なぜか当時の私は、それらの存在をほとんど知りませんでした。

このゲームはシミュレーションに分類されるものなので、私が参加できるタイプのゲームであるはずです。目新しいゲームを探して玩具店をうろうろしていた私が、なぜこのシリーズに注意をむけなかったのか、今考えると不思議でなりません。

私が最初にこのゲームの名前を知ったのは、最寄の大手スーパーマーケットの敷地にあるゲーム・コーナーに置かれた「自由ノート」の書き込みでした。
そのゲーム・コーナーには、クレーンゲームの類や占いマシン、自動車ゲーム、もぐらたたき、そして多くのゲーム筺体がズラリと並んでいました。(当時、音ゲーの類はまだ登場する前、なぜかプリクラの類がない店でした)
スーパーマーケットの隣ということもあってか、たいへん明るい良い環境の店で、小さな子供連れでも平気で入れるし、ゲーム好きの若者達も多数立ち寄っているようでした。
そんなお店の一角に、訪問者が自由に書き込めるノートが置かれていたのです。
利用客の幅が広いため、ノートには、結構面白いことが書いてありました。
そこに、ある日、誰かが書き込んでいったのです。

「今、第4次スーパーロボット大戦にはまっているんだ」
反応はすぐにありました。
「ダンバインが、ちっこいけど、いいんだよなぁ」
「ビルバインが手に入ったら、もう無敵だぜ」

ダンバイン・・・・?
これはまた、ずいぶんと懐かしいアニメーションの話をしているじゃないか。
(最初、ゲームの話だとは、思わなかったのです)

数人のファンが書きこんでいるページには、ひいきにしているユニットらしい「ロボット」達の名前がゾロゾロと登場してきます。

マジンガーZ、ゲッターロボ、ガンダム・シリーズ各種、コンバトラーV、ザンボット3、ダンクーガ、エルガイム、ライディーン、ダイターン3、ゴーショーグン・・・・おいおい、いったいどんなゲームなんだよ?!

有名アニメに登場したロボット、モビルスーツ(まぁ、呼び方は様々なんですが)が、これでもか、これでもかと飛び出してきます。
これが皆、自軍のユニットとして自由に操れるゲームなんてものが存在するのでしょうか?!

存在していたんですねぇ

早速、玩具店に行きました。
ありましたよ。
なんかもう、夢の競演状態

ロボットだけじゃありません。
それらのユニットが登場したアニメーションの中の「おいしそうなイベント」が実にうまくちりばめられて、しかも1本の物語にまとめあげられていきます。
脇役はもちろん、有名な敵役も、あたりまえのように登場。
さらに、ゲームのオリジナル・キャラが数体あって、これがまた妙に魅力的だったりします。
スピードはダントツなのだが、方向音痴のサイバスター(というか、方向音痴なのはそのパイロット)なんか、爆笑ものでした。
君、マサキ君、その設定では、うっかりしていると、どこかで迷子になって帰れなくなっても、誰も追いついて助けてくれないゾ。

アニメの中で声優の神谷明さんなどが必殺技を叫ぶ時のあの声。
ゲッタァァ〜 ビィィム!!
こんなのが、タグ打ち文字付で、きっちり再現されていたりしてね。爆笑

なにしろ、私は元になったアニメをリアル・タイムで体験してきた世代です。
これがハマらずにいられましょうか!

あの「事件」だ。
あの時の「セリフ」だ。
あのネタが入っている〜〜〜!

    マニアック!!

いや、知っているお前の方がよっぽどマニアックだってば。

ほとんどのアニメ放映時には、まだ生まれてもいなかった息子も同時進行で同じゲームをプレイしました。
ゲーム・データは純粋にシミュレーション・ゲームとして出来上がっていますから、原作を知っているかどうかがバトルの上手い下手に直接関係してきたりはしません。
息子は私より基本的にシミュレーション・ゲームが上手ですから、ゲーム運びは彼の方が上だったでしょう。
でも、原作を知っている者の、細かい知識なら負けるはずがありません。
「母ちゃん、変なところで、やたら詳しい」
そりゃ、あんた、現物を見てきているからねぇ。
「いくつの時、見たんだよ」
いや、そのへん追求されると・・・すでに充分大人だったりしたんでねぇ・・・ゴニョゴニョ

   アニメーション 大好きなんですよ!!

どこかの家庭で、原作を知っている父と、ゲームをプレイする息子が情報交換する姿が容易に想像できました。ゲームを通じて2つの世代が会話しあう・・・こういう作品は貴重品ですね。

まぁ、原作を知っている母が、自分でゲームをやっていて、息子と話をしている・・・っていうケースは、そんなに多くはなかったのかもしれませんけれど。


このゲームがきっかけになって、私は後日レンタル・ビデオ店などで、懐かしいアニメーションを何本か借りてくることになりました。
もちろん、その当時、ビデオやDVDになっていない原作もたくさんありました。

「レーザーディスクには、なっているのですが・・・」
というのは、当時のお店の人のセリフです。

ご存知ですか?レーザーディスク。
今やすっかりDVDなどに取って代わられて、お店に並ばなくなってしまいました。
ビデオテープの方がパァッと普及したために、レーザーディスク再生用のハードを持っている家もあまりなかったかもしれません。
アニメーション作品の多くがレーザーディスクになっていましたので、ほしかったのですが、我が家で経済的に購入可能になった時には「もうちょっと待ったら、DVDの時代になる」ということで、買わずに終わってしまいました。

最近、かなり古い時代のアニメーション作品がDVDでどんどん登場しています。
2度と見られないかもしれないと思っていたアニメが、もう1度見られるようになったことは、たいへんにうれしいです。
ちょっと前までは、「○○○を知っている」という話をすると「年齢がばれる」ことになっていましたが、今なら
DVDで見たのよぉ〜
と言えば、ごまかせるかもしれません。
いや、こういうのは、やっぱし無理がありますかねぇ。

                           もどります




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