16年前の召喚獣


ファミコン版FFIII最大の特徴は、以後FFの顔の1つともなった「召喚獣」たちが初登場した・・・・ということです。

当時、「召喚獣」という存在が、これほど偉大な存在になろうとは思っていませんでした。
でも、今となっては、召喚獣が登場しないFFシリーズというのは、ちょっと考えられません。

あの、登場時のカッコイイ映像、期待に答えてくれる大ダメージ。
これなくして、FFは語れない!・・・・・いつの間にか、そんな「召喚獣」ファンになってしまっている私だったりします。

実は当時、まだ「召喚獣」という表現はなかったと思います。
FFVIあたりまでは「幻獣」という呼び方の方が一般的だったのではないでしょうか?

でも、まぁ、いいよね、ここでは召喚獣という表現でいっちゃいます。



サロニア城地下で出会うオーディーン

強力な召喚魔法がほしければ、実力で入手せよ!
というFF史上最初のシーンがたぶん、これだったはず

どうも、このお方は、お城の地下っぽい場所が好きらしく
IVでもVでも、同様のパターンでおめにかかったように思う

すべてか無か・・・というパターンの技は、高位魔法としては
使いにくいと思うプレイヤーが多かったからか、
シリーズ途中から、斬鉄剣が発動しない場合は
グングニルの槍が発動・・・ということに変更されるようになった

DSでは「グングニル」は、入手アイテム扱い




クリスタルから「称号」をうけたものの、FF最初の召喚士さまは、特定の村に到達するまで、やることがありません。
魔法は「買うもの」という時代でしたから、白でも黒でもない魔法の使い手というのは、「なんだろうねぇ、このジョブ?」ということになります。

水のクリスタルをクリアした後、えっちらおっちら、ようやくエンタープライズの鎖を解き放って・・・・・でも、どこにも行かないままで、うっかり、すぐ飛空艇を撃墜されてしまったプレイヤーさんの場合は、ますます「わけのわからないジョブ」のままになってしまいます。
(恥ずかしながら、16年前、私の1回目のプレイがそのものズバリ、これでした)

まぁ、ガルーダをクリアして、再度世界を飛びまわれるようになると・・・・・・召喚魔法を売っている村に出くわすわけです。
ためしに買ってみるのですが、これが、やたらと値段が高い!
しかも、バトルで使用してみると、各々の魔法に2種類の効果があって、そのどちらが発動するのかわからない・・・・・ときたもんだ。笑

攻撃方法にせよ、回復行為にせよ、効果がわかっていて初めて利用価値があるわけです。
ランダム発動の白・黒召喚魔法は、プレイヤーにとって、ものすごく使い勝手の悪いものだったんですね。

だめだぁ、これ。
使えないワ。

以上、終了。

FF最初の召喚士さまは、さっさと別のジョブにされてしまったのでありました。
(正直、16年前のプレイヤーさんの多くがこんなものだったろうと思いますよ。)




物語前半。
チョコボに乗って世界一周してきたら、いいものをあげるよ
・・・・・という少年の言葉につられて、チョコボを走らせ
とある場所にくると・・・・・・・・・
湖水を横切る謎の巨大な影が・・・・・・・・・

これが、ドール湖のリバイアサンとの初めての出会い・・・ということになります

この世界のどこかに、海を統べる偉大な大蛇が眠っている
・・・という、えらく古風な表現で、バイキングから教えてもらった
相手の住処ですね

もちろん攻略できるのは「山越え」が可能になってから。

この映像だけは、だんぜんファミコン版のほうがまさっていると思っています。
ファミコン版の場合、湖水を横切る影は、いかにも長細いニョロニョロ型。
蛇か?!いや、それにしては、デカすぎる。
龍だ、龍が住んでいるのに違いない!!
プレイヤーは、皆そう考えたのです。
「龍」・・・ドラゴンの中でも中国風の長いヤツのほうですね。苦笑

DSだと、でっかい「魚」が泳いでいるようにしか見えません。笑
これだと、泳いでいるのは、マグロかカジキか?(淡水だってば!!)
どうしても、これに続くシーンとしては・・・・・



よっしゃぁっ! でかい魚を釣り上げた!

こうなっちゃいませんかねぇ?
いや、どうぶつの森シリーズをプレイしたことがあったら、
絶対同じことを考えたプレイヤーさん、多かったと思いますよ。




ところが・・・・・・・・

物語が進んで、やがて「土のクリスタル」からの称号を受ける時がきます。
魅力的なジョブが並んでいるわけですよ。

そんなある日、同じゲームをプレイしていた、近所の少年Y君がやってきました。

「おばちゃん、バハムート取った?」
      バハムート? あぁ、あの飛竜ね。勝ったよ。

「カッコいいよなぁ。もう、強くってサイコー!」
      ・・・・・・・・・。(使ったことが、なかったんです。汗)

「黒魔法もいいけれど、今回は魔界幻士で行ってみようと決めたんだ。」
      ・・・・・・・・・。(話が、ぜんぜん見えていない。大汗)

しばらく会話をしていたら、私が、まだ、ろくに召喚魔法を利用していないことがY君にばれてしまいました。

「なにやってるんだよ。おっくれてる〜!」
      だって、あれ、使いにくいじゃないか?

「違う、違う。もう、土のクリスタルまで行っているんだろ?」
      今、クリスタルタワー。

「だったら、魔界幻士にジョブチェンジしなよ。友達みんなやってるんだぞ。」
      召喚魔法は、使いにくいから・・・・・

「違うんだって、合体魔法になるんだよ。」
      合体魔法?(なんじゃ、それは?)

「いいから、やってみなよ。わかるから!!」


はい、すぐに「わかりました」です。

「土のクリスタル」でもらった、召喚士タイプの上級ジョブ「魔界幻士」が使う魔法は、いままでにまったくなかった、とんでもない魔法だったのです。

シヴァ、ラムウ、イフリート、タイタン・・・・・彼らの「合体魔法」は、氷、雷、炎、大地に関する全体攻撃魔法でした。
しかも、毎回登場する効果画像がドはで!

完全ミスか、全体即死攻撃か?・・・・・というオーディンだけは、私にはちょっと使い勝手が悪かったのですが、わざわざバトルしてゲットしてきた、リバイアサンやバハムートは、それこそ
「こんなん、あったんか!」
というくらいの感動だったのです。



蛇タイプの魔物の映像が特に好きな私としては、
DSFFIIIのリバイアサンは大満足!
ファミコン版の、あの「曲がり具合」がみごとに3Dで表現されていて
ものすごく、うれしかった。




いまさら、言うまでもなく、この「合体召喚魔法」は16年前のプレイヤーたちの心をがっちりつかんでしまったのです。
その感動が、今につながっているのです。

使い勝手の悪い「白・黒ランダム発動の召喚魔法」はFFIIIだけの存在になりました。
(もしかすると、今回初めて、白・黒の召喚魔法を体験するプレイヤーさんが多いのではないでしょうか?どうでしたかねぇ。感想が聞きたいものです。やっぱし、やりにくかったですか?)
あれ、ランダムではなくて、選んで利用ができたら・・・もっと、話が違っていたんでしょうね。

イフリートが回復魔法を使う・・・・・と言っても、いままでは
「うっそだぁ〜!」
と、さんざん否定されてきた私なんですが、ほら、本当だったでしょ?
ファミコンそのものを見たこともないという、若い世代のプレイヤーさん達。笑



バハムートの洞窟

本当に力のある相手は、むやみに多くを語らない。
「見事 私を倒してみよ!」
ええ、これだけでいいんですよ。
短いからこそ、きまるシーンってやつです。

このセリフを聞いた直後、外に出ると、念願の
バハムート様とのバトルが開始されます。

まぁ、なんです・・・・・・ちょっと、聞いてみたい気はするんです。
ねぇ、バハムート君、覚えている?
前に僕らを「巣」にお持ち帰りしたことがあったよね。
赤ちゃんたち、無事に育った?

なぁんちゃって

ところで、「リバイアサンとバハムートは浮遊大陸に封印された」
というセリフがあるのですが・・・・・
こういうのって、「封印」と言うんだろうか?
両者とも、結構のびのびと、暮らしているように見えるよね。
バハムートなんか、子育てしているしさ?
すっごい、疑問なんだけれど・・・・・




演出のハデさを競うように、FFシリーズの新作が発売されるたびに、召喚獣の登場シーンの時間的「長さ」がうんぬんされるようになりました。
たしかに、あの「登場シーン」が魅力なのですが、やたら長時間かかってもねぇ・・・・・
むずかしいところです。

1枚絵だったファミコン版の召喚獣が、DSでどんな表現になるのか・・・・・発売予告を聞いた時から、ずっと楽しみの1つでした。

うん、すごく良かったんじゃありませんか?

どれも短時間ですが、迫力あります。
うまいことエッセンスが凝縮されている・・・と感じました。

ダメージ限界突破が常識になってきている、FF最新シリーズがどうしても頭にあるために、今回の召喚獣たちのダメージ数は、少々すくなめに思えてなりません。
でも、こんなものだったかなぁ・・・・・。




PSIIのFFXIIでは、FFシリーズの召喚獣の定番になっている「名前」が、全部「帝国」の軍事用飛空戦艦の名称になってしまっていましたので、正直なところ、ちょっと残念だったんです。
ですから、今回のFFIIIでは、なつかしさとともに、充分楽しむことができて、よかったと思います。


                                            もどります


追記:さすがに16年前の細かい召喚魔法の名称までは記憶になかった息子が、タイタンの白と黒をためしてみて、
「ボコボコになぐる」
「ガンガンにける」
だって・・・・わっはっは
えらく、大ウケしておりました。
はい、タイタンだけは、白だろうと黒だろうと攻撃魔法扱いだったんですね。




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