16年どころじゃないヤツら


どのRPGにもありがちなのですが、ゲームが終盤ともなると「封印された武器」の類を入手するイベントが発生します。
人には過ぎた力であるために、古の時にエウレカの地に封印された武器がある。これを手に入れて、世界の危機を救ってほしい・・・・・・ということでしたので、のこのこと出かけてみました。

某ゲーム攻略サイトの質問掲示板に
「エウレカのボスとは、戦わなくてはいけないのですか?」
という書き込みがありましたが・・・・・・・
     この正解は、「戦わなくてもいいです」  でしょうね。
エウレカに「ボス」と考えられる相手はいません。
おそらく、封印された武器などを入手しようとすると、そのつど、それを守っている守護者みたいな相手が襲い掛かってくる・・・・・これに勝利しないと、入手できないわけで、わざわざ強敵である、この相手とバトルしなければいけないか?・・・・・・という質問なのだろうと思います。
通過必須のバトルではありませんから、やりたくなければ、やらなくてOK。
でも・・・・・・・普通のプレイヤーならば、ほしくなりませんかねぇ、最強の武器に相当するアイテム達。
(今回、まったく別のルートで入手できる超強力なものがあったりしますが、そっちの入手のほうが、よほど手間隙かかります。)



天下の珍名所 巨大生物の化石の上を移動する主人公君
これがアクションRPGゲームだったら・・・・・
絶対途中でくずれることになっているだろうと思うのは私だけ?


さすがに16年たっていますから、マップのどこに、なにが置いてあったか、バトルの相手がだれだったかまでは、ほとんど覚えていませんでした。

でも、まぁ、入り口に近い場所には、それなりの物があって、最深部に行くほど、おぉっ!!ってな物が置いてある・・・・・というのは常識でわかるわけです。

でね、ちょっと面白かったのは、浅い階層にあるのは、宝箱なんかに入っていて、それを開けると「中から魔物が襲い掛かってきた!」・・・・・というタイプなんです。
そのアイテムを封印する時に、封印した人が、守護のために設置した罠なのか、それとも宝箱をみつけた「実力のある魔物」が、これはオレのものだ・・・・・と、とりついてしまったのかわかりませんが、印象としてもレベルが低い。笑

でも、深部に行くと、封印のされ方が違ってくる。
まず、宝箱になんか、入っていない。
これみよがしの台座に、武器がそのまんま安置されている。
エウレカの地は、雨が降るわけじゃないだろうから、心配無用なのかもしれないけれど、台座にポンだから、見た目には雨ざらし状態。
強力無比な武器なので、どうやって置いといたりしても、サビたりしないんだろうけれど、もしかして、この安置の仕方って・・・どうよ・・・の世界だったりします。

近づいて調べると、そういう高位の武器には人格みたいなものがあって、
「私をたおすことができるか?」
という類のセリフが表示されるんです。
武器が語りかけてくるんです。
ここでバトルになって、みごと勝利すれば、こちらの力を認めてもらえて、入手できる・・・・・というしくみになっています。



天下の珍名所 小人サイズで攻略するダンジョン
けして、スーパーマリオの世界ではありません


16年前がどうだったか記憶にないのですが、今回、こういう「相手」とバトルをした場合、無事勝利できると、HPもMPも完全回復してもらえるのですね。(たぶん、16年前は、ボロボロにされたら、いちいち回復地点にもどっていていたと思います。)
つまり、1回ごとに全力でぶつかってOK。
ふ〜ん、じゃぁ、計算ぬきで、バハムート様、行ってらっしゃ〜いませ。
(レベル8召還魔法の使用回数なんか、知れていますから、こんな時でもないと乱発できないんですよ。)
ファミコン時代に、そんなサービスがあったとは思えませんので、だいぶゲーム展開がプレイヤーに有利に設定されているのでしょう。
(そういえば、闇の世界の4体のボスも、勝利できると完全回復だったなぁ。めちゃくちゃ気分が楽ですよね。このDS版だけをプレイして、なぁんだ、FFIIIなんか簡単じゃん・・・・・という人がいたとしたら・・・・・・ファミコン版をやってみてもらいたいものです。昔のゲームって、どれもこれも、きっつい作品ばっかりでしたよ。)


FFIIIの場合、いろんなジョブがありまして、プレイヤーがどのジョブを使用しているかによって、装備できる武器・防具が異なってきます。
したがって、このゲームでは、「封印されている伝説の武器」の種類も、そりゃもうゾロゾロとあったりします。笑
エウレカ中が、伝説の武器の山状態。

ちょっと進むと、神がかりの「武器」君が、あっちにもデーン、こっちにもドーンと、台座で待ち構えています。

調べるたびに、いちいち「かかってきなさい!」という類のセリフが表示されて、バトルになります。

考えてみれば、封印された伝説の武器達、古の時がいつだったか知らないけれど、こんな、だぁれも訪問してくれそうにない場所に雨ざらしにされたまんまでさぁ、ヒマでしょうがなかったんだろうと思うよ。
16年どころの話じゃないだろうからねぇ。

だから、ひさしぶりにやって来てくれた「光の戦士たち」は、貴重品ですよ!
うわぁ〜っ、お客よ、お客!
ここで楽しまなければ、次がいつのことだかわかんないよ?!
今度はオレね、かまって、かまって!!
・・・・・・・・・なんか、そういう雰囲気が漂いまくりです。



何年経とうが、雨ざらしだろうが平気の平左!
さびることも、くちることも心配無用
さすが、伝説の武器たち!
でも、ヒマだけは、もてあましていた・・・らしい


もちろん、内心なにを考えていようと、セリフはセリフ。
ムダに偉そうな態度で、ふんぞり返っています。

伝説の聖剣 エクスカリバーは
  「我が光に耐えきれるか!?」
と言って、ジェネラルの姿で襲い掛かってきます。


エクスカリバーよりもさらに攻撃力が高いラグナロクは
  「我こそは最強の魔剣ラグナロク おまえたちの力 試させてもらう!」
と言って、ガーディアンの姿で立ちはだかります。
みごと勝利してみせると
  「そなたたちの光に力をかそう 我を手に取るがいい!」
と、負けても妙に偉そう。
負けた後にセリフがある(他の武器にはありません)あたり、やっぱし、ラグナロクだけは特別扱いなのかなぁ?

どうでもいいことなんだろうけれど、エクスカリバーがジェネラルで、最強を口にするラグナロクがガーディアンかい?
素朴に考えたら、それ、普通、逆になりそうなものなんだが・・・・・・
これって、単にその伝説の剣の「趣味」ってことなんだろうか?


一方、ナイト・タイプの「剣」を装備できない強力ジョブ用にも、やはり専用の武器が待ち構えています。
土のクリスタルの称号をもらうと、ついつい1人くらいはジョブチェンジしたくなる「忍者」をパーティメンバーにしているプレイヤーは、まず、わりと浅い場所で「円月輪」を入手します。
そして・・・・・

深部の台座で、幻の魔剣マサムネが言いました。
  「私を倒せたなら おまえのものに なってやろう!」
なんか、ふと感じる違和感。笑
試練の相手は「くのいち」でした。

      えっ!・・・・・・・・・・・

それってなにかい?
マサムネがイメージする実体って・・・女性なわけ?

いえね、IIIのマサムネは、みるからに日本刀の姿をしているんです。
いかにもたくましい騎士なんかを連想しがちな西欧の強力無比な「剣」と違って、すぐれものの「日本刀」を見ると、「氷の美女」を思い浮かべるというのは不思議ではありません。

そうかぁ、マサムネ・・・・・女性かぁ。   ニンマリ

美女がね、「勝てたら、おまえのものになってやる」と言ってくれているんですぜ。
なんか、気分いいじゃん。
アクティブ・タイム・バトルでないのをいいことに、入力ほっといて、ろくでもないことをアレコレ連想してしまいまして・・・・・・
フと我に返ったら、向こうで「くのいち」が
「ちょっと、まだぁ?」
と言わんばかりの様子で、それでも律儀にじ〜っと、待ち構えている。

ごめん、悪気はなかったっス。
さっさとバトルして、「私のもの」にすることにしますワ。



打撃攻撃担当者の武器だけではありません。
魔法使い関係が泣いて喜ぶ「長老のつえ」という武器も封印されています。
これ、バトル中に道具扱いで「使う」とケアルラの効果があるというすぐれもの。

「私の力を超えられれば おまえたちを 認めてやろう!」
と言いながら、つえに宿った何者かが襲い掛かります。
相手は、スキュラ。
ギリシア神話に登場する海の怪物ですね。でも、本来は美しいニンフであったらしい。
それが、いろいろありまして、下半身にあちこち恐ろしげな犬の頭がついている姿にされてしまったとか、頭が6つで胴からしたが蛇にされてしまったとか(パターンがいろいろありそうです)・・・・怪物にされてしまった女性であるらしい。

FFIIIでは、頭に複数の犬の頭がワサワサとついていて、胸の部分は人間、豊満なうつくしいオッパイがバーンと目だっています。しかし、下半身は、もう1度獣の姿・・・ということになっています。
ファミコン版の場合は1枚絵ですから、あまり気にならなかったのですが、DSだと3D表現になります。
なんかねぇ、この頭部の「犬の頭」が、めちゃくちゃかわゆいんだ!!

私は「ネコ大好き」を自称していますが、イヌが嫌いという話ではありません。
むしろ、イヌは大好きなんです。
キリッとした日本犬は、特に好きな犬種の1つなんですが・・・・・今回のスキュラにくっついている「犬の頭」の部分が、そのまんま!!

うわぁ、どうしよう。
こんな相手、攻撃できないよ〜

たまに、RPGのザコ敵に、やたら「かわいい」姿をしている魔物がいて、ついつい見逃してやったりすることがあるんですが・・・・・・・相手がボス扱いじゃ、どうしようもありません。
「長老のつえ」どうしても、ほしいですから。

なぐったりしたら、キャイ〜ン・・・・・とか鳴かれそうで困ったンですけれど、非情に徹してボコボコにしちゃいました。



なぐりかかるより、頭なでなでしたかったスキュラ
充分強いから、なめてかかっちゃいけないけれど・・・


こうして、本当に1番の深部まで到達すると・・・・・・なぜか、そこに魔法販売員が2名立っている。(注↓)
そもそも特別の「カギ」で入り口が閉じられている場所の、よりによって最深部に「人間の商人」がいるとも思えないので、何者じゃ、こいつら・・・・・・と思ってしまいますが、ここで最後の魔法(レベル8白魔法、黒魔法、およびオーディン、リバイアサン、バハムート。たぶん召還魔法はすでに彼らに勝利していることが条件?)を買うことができるのです。
「人間」じゃなさそうですが、ちゃんとギルを払って買うんですね。笑


かくて、無事、伝説の武器と、最後の魔法各種を入手して、エウレカの地から帰ってまいりました。

やたら、偉そうにしていた武器達も、いまや我がパーティの装備品です。

たまたま、私のパーティの場合、入手した武器は利用できるものであったのですが、このゲーム、ジョブの選択はプレイヤーの自由です。
どんなジョブで「最後の戦い」にいどんでもOKなんです。

ということは、場合によっては、エウレカに封印されている武器は、まったく役立たずになってしまうこともあるわけだ。

装備できませ〜ん・・・・・・・というパーティだって、ありそうです。

忍者1名と、魔法使い3種類のパーティの場合、エクスカリバーもラグナロクも、どこかで忍者に「投げられて」終わり・・・・・というパターンも有り。
うわぁ〜、聖剣の立場ないよ。

折角エラそうにセリフつきで登場した「伝説の武器」も、バトルが終わったとたん、
「あ、利用できないから、おまえさん、いらないわ。ばいば〜い。」
と、言われちゃうかもしれません。(自動入手なので、置き去りにはできませんが)

そんなんなったら・・・・・たぶん、泣くだろうね、伝説の武器。
「あ、連れてって、追いてっちゃいやぁっ!!」

うん、エウレカに置き去りは・・・・・・・だれだって、ヤだと思うよ。


                                            もどります


(注) 実は、その魔法販売員の近くから、すりぬけ道を見つけて移動すると、奥にもう1人手裏剣などを売っている販売員さんがいたりする。
ザコとはいえ、相当強めの魔物が徘徊する地で商売している彼ら3名の正体って・・・・・本当に、なんだろう?




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