その他の職業事情

ファミコン版とDS版のジョブについての違いなどの続きです



吟遊詩人

ファミコン版と比較して、使いやすくなったジョブですね。
「うたう」という特別の行動が売りなのですが、16年前、このコマンドを選ぶと、どんな「歌」が飛び出してくるか、ランダムでした。

ランダムでは・・・・・・使いにくいです。

HP満タンで、ここは是非プロテスを全員にかけてもらいたい・・・・と思っているのに「いやしの歌」を歌われても意味がありません。
面白いジョブなのに、実践むきじゃないな・・・これがファミコン時代の感想でした。


DS版では、歌の種類をプレイヤーが選択できます。
「歌」は、吟遊詩人が装備している「武器」の種類で決まっているからです。
この変更は、うれしいですね。

たとえば、「ゆめのたてごと」を装備していれば、ターンの最初に「いやしの歌」が流れます。全員のHPを回復する効果があります。レベルと熟練度が高い吟遊詩人がいれば、かなりの回復が期待できます。
「マドラのたてごと」を装備していれば、全員の防御をUPしてくれます。

装備の変更は、簡単にその場でできますから、5種類の「竪琴」を入手しておいて、必要な「歌」を選んで「うたう」ことが可能になったわけです。
(竪琴が全部そろうのは、エウレカの攻略を待たなければなりませんが・・・しかも、隠し通路の先で売っていたりする。)

もちろん、非力ではありますが、竪琴で直接攻撃も可能です。
まぁ・・・・・楽器とはいえ、殴られれば痛いんでしょうね。

「ラミアのたてごと」を装備して「うたう」と、この「歌」は敵を攻撃します。
これ、割合ダメージの扱いになっていますから、あまりHPの高くない敵であれば、普通に「たたかう」で直接攻撃をした方がいいかもしれません。
しかし、もし、相手がとてもHPの高い敵であったとしたら・・・・・・非常に強力な「うたう」攻撃が炸裂することになります。
この「歌」は、ボスがターゲットでも、まったく同様に発動します。
たいていのボスは、バトル・スタート直後、高いHPを持っているものですから、ここで吟遊詩人が「うたう」と、きわめて有効な攻撃ができることになります。

蛇足:ピアノのおけいこについて

最初の村の酒場にはピアノが置いてあって、それをAボタンで調べると演奏ができます。
たいていの人は、聴くに耐えないような、ヘタくそな「エリーゼのために」をしょぼしょぼと弾いて、ブーイングをくらったのではないでしょうか?

しばらくして、物語がすすみ・・・・・また別の町の酒場にピアノが見つかります。
そこで、なんの気なしにピアノを演奏すると・・・・・・
なにがどうなっているのか、ものすごく上達していて、酒場に来ている人たちが、全員ダンスを始めてしまう・・・・・という、大好評をはくすことになります。

おぉっ、すげえ!
なにがあった、光の戦士!!
クリスタルの力は、各種のジョブをくれるだけでなく、音楽センスも上達させてくれるのか?!
         ありませんって、そんなこと

びっくりしたプレイヤーさんが多かったのじゃないかと思います。

これ、実は、最初の村でも、上手にピアノを弾くことが可能だったんですね。
(ダンスをしてもらうことはできませんが、ほめてもらえます)

最初の村のピアノは、右の壁にくっついて置かれています。
普通に「調べる」と、自然とピアノの中央、もしくは左よりを調べることになります。
すると・・・・・へたくそな演奏になったんです。

意識して、ピアノの右の方を調べると・・・・・・
上手に弾けることになっているんです。
もっとも、4人のだれが弾いても、奏でられるのは「猫ふんじゃった」。
たとえ、サスーン城の兵士出身でも、「猫ふんじゃった」。どこで覚えたんだろう?
    これで、ダンスする人は、ありませんわなぁ。

FFシリーズの攻略上、ピアノに意味が発生するのは、FFVだと思われます。
FFVの世界には、あちこちの村などにピアノがおいてあります。
これを、最低1回、全部の場所で弾いておくと・・・・・・新しい場所で弾くごとに、ピアノがどんどん上達し、ついには、ピアノマスターになれるのです。
(そう、Vでは、練習して上達するのです。)

FFIIIと同様のジョブ・システムがあるFFVですが「ピアノマスター」という隠しジョブがあるわけではありません。
ピアノマスターになってから、「クレセント」の吟遊詩人と話をすると「歌」の1つである「英雄の歌」というものをジョブ:吟遊詩人が覚えることができる・・・・という設定だったのです。
Vの吟遊詩人は、自分で行動して、いろんな「歌」を覚えなければなりませんでしたから、結構大変でしたよね。
なかなか見つけられない場所にピアノがあったりして、
「ピアノ、ピアノ・・・・ピアノはどこに置いてあるんじゃぁっ!!」
村をあちこち、さがしまくったプレイヤーさんもいたんじゃないかな?

FFVIIで、過去の記憶の中のクラウド君が、ティファさんの家のピアノを弾いておくと・・・あとでいいことがある・・・・・・というケースもありました。

FFシリーズって、けっこうあちこちでピアノにこだわっているゲームなのかもしれません。




空手家とモンク

DS版だと、空手家は終盤、土のクリスタルまで到達しないとジョブ・チェンジできないことになりました。(ファミコン版の時は、水のクリスタルから称号が受けられたのです)

物語の順番で、水のクリスタルの称号を受けたあと、「ゴールドルの館」を攻略することになるのですが、ここのボスがちょっと特別。
魔法攻撃の類がぜんぜん役にたたないという設定なので、どうしても打撃攻撃担当の見せ場になったのです。
それで、水のクリスタルから受けられる称号には、打撃攻撃が得意なジョブが多めに入っていました。ここで、ジョブ・チェンジをして、「ゴールドルの館」に行くために必要なアイテムの入手をかねて、攻略する下水道で熟練度を上げておくと、ちょうどいいことになるのでしょう。

でも、いかにも打撃攻撃担当ジョブが多すぎる。
竜騎士、バイキング、魔剣士、(これにファミコン版では空手家が入っていたわけです。)
ちょっと、多すぎないか・・・・・・へらすか?
シナリオの都合上、竜騎士と魔剣士をここからはずすことは不可能です。
というやりとりが、メーカーさんの中であったりして、じゃぁ、空手家は土のクリスタルにしちゃおうか・・・・・・・ってことになったのかもしれません。

空手家ファンのプレイヤーさんにとっては、残念だったでしょうね。


モンクもそうですが、空手家の装備品も、いい物になるにつれて、お店で買うことができないことになっています。
ダンジョン内の宝箱などから入手してくるのが基本です。
特に、武器は非売品と見て間違いありません。
拾えるのだから、ギル無用のジョブとも言えますが、その分、ダンジョン攻略は宝箱の見落としがないように、慎重にしたいものです。

でね、私の感覚としては、ものすごく不思議なのですが・・・・・・・プレイヤーさんの中に、「今」、必要がない「武器・防具」をどんどん売ってしまう人がいる。
いくらでも「お店」などで買える物であれば問題ありませんが、もしかしたら、2度と入手できないかもしれない物まで、さっさと売り払ってしまう。
その結果、後になって困るわけです。

このゲームに限りませんが、「うっかり売ると、困ることがあるゲーム」って、近年多いんですよ。
売らずにもっていれば、後々、まったく別の利用方法があった・・・・・というパターンですね。
ゲーム内の「お金」を入手するために、いらなくなったアイテムは、どんどん売ってしまいましょう・・・・・という時代は、かなり以前のことです。
最近は、むしろ、売らずに別の利用方法のためにとっておくというのが、普通になっていると思います。まぁ、「別の利用方法」があるゲームかどうかは、そのゲームをプレイしていれば、容易に判断できるわけですから、そうでなければ、売ってよし。
もしかしたら・・・と思ったら、売っちゃいけないわけですよ。

(どんどん、売りましょう・・・というシステムが採用されている近年のゲームとしては、FFXIIが有名ですが、これも、ちゃんとゲーム内でしっかり解説がされており、売るべき物と、売らなくてもいいものは、プレイヤーが自分で判断することになっています。)

FFIIIの場合、今利用しているジョブには使えない装備というものがいっぱいあるのはわかります。
でも、もしかしたら、後々、別のジョブにしてプレイすることがあるかもしれません。
(というか、そういうことは、しばしばあります。)
「今」必要がないからといって、売っちゃだめなんですよ。笑
少なくとも、プレイ段階の各種最強装備、上から2段階目くらいまでは、きっちり残しておくのが賢いプレイヤーだろうと思います。

非売品ぞろいの「モンク」「空手家」の場合は、とても重要なことになります。

もっとも、レベルも熟練度も非常に高くなってしまえば・・・・・・・
「モンク」や「空手家」の攻撃は、なにも装備していない状態、つまり「素手」が1番強いことになっています。
だから、最後には武器はどれも必要がなくなります。

でもね、そこまで育てるまでは・・・・装備品があった方が強いわけだ。
「売りたがりゲーマー」は、ちょっと考えたほうがいいだろうと思います。


この、もっとも 打撃攻撃をしているんだ! という迫力満点のジョブ2種に対して、旅の女性鍛冶屋さんが「熟練度99」のごほうびとして、プレゼントしてくれる物は、いずれも防具です。
最終的に「素手」攻撃が最も威力のある攻撃方法になってしまうジョブですから、ここで、生半可な「武器」をもらうより、不安材料である防御力UPが期待できるすぐれものの防具をもらえるほうが理にかなっているのでしょう。



ところで、敵に多数の魔物がズラリと並んだファミコン時代のプレイをしている私としては、モンクの「カウンター」が非常に印象強く記憶に残っています。
DS版では、敵の数が最大3体程度であるため、このせっかくの特技(?)「かまえる」があまり意味をなしません。とても残念な気がします。
ファミコン時代をご存知のモンク・ファンの方、どう思われましたでしょうか?




狩人

ファミコン時代には、一部の白魔法を使うことができるジョブでした。
DSでは、いっさいの魔法が使えません。
そのかわり、ファミコン時代にはなかった「みだれうち」という特技ができるようになりました。通常の攻撃より、使用される矢の数が多くなりますが、熟練度をかせぐには、もってこいの技だったりします。
(ゲーム初期には、なかなかこの消費アイテム扱いである、矢の購入がたいへんだったりするんですけれどね。)

ファミコン時代、最高の弓矢と言うと、与一の弓と与一の矢でした。
FFシリーズが進むにつれて、さらに強力な弓矢の種類が増加していったため、今回も、与一の弓矢以上に強い装備がいくつも登場します。
強力な装備があるのはいいのだけれど・・・・・なんとなく、さびしい気分になるのは、なぜでしょうねぇ。




赤魔導師

うっかりすると、器用貧乏で終わってしまうこのジョブを、いかに上手く活用するか・・・・・これは、プレイヤーの腕なのでしょうか?
私は、序盤戦において、赤魔導師の存在は、かなり使い勝手がいいように思っているのですけれどね。

このジョブ、熟練度を99まであげて、旅の女の鍛冶屋さんに話しかけると「レッドカード」がもらえます。
白魔導師の熟練度が99だと「ホワイトカード」、黒魔導師の熟練度が99なら「ブラックカード」がもらえるわけですから、赤魔導師の場合「レッドカード」になるのは、きわめて自然なのかもしれません。

でもさ・・・・・・・

FFIIIは、スポーツ・ゲームじゃないですけれど、なんとなく、ジョブを極めて、その結果が「レッドカード」というのは・・・・・・・・・気になりませんか?





学者

バリアチェンジをするボスを相手にして、「調べる」という特技で大活躍をしたジョブ・・・・・というイメージが強いです。
このゲームでは、「まどうしハイン」というボスのせいで(?)、ライブラのレベルが高めになっています。そのあたりを攻略する段階では、まだ、パーティのレベルはさほど高いものではなく、白魔導師がパーティにいても、ライブラの使用回数は、多くありません。
相手のバリアチェンジに対応して、有効な攻撃方法を見出すため、どうしても「学者」の力が必要だった・・・・・・・ファミコン時代のイメージです。
とても、頻繁にバリアチェンジをされたような記憶があるのですが・・・・・

今回、DS版をプレイして、あまり「調べる」必要がなかったなぁ・・・と思ってしまいました。
ハインは、バリアチェンジをすると、弱点になる属性攻撃以外、まったく無効になってしまう・・・・・ようなボスではありません。回復されてしまうこともありません。
一応、ダメージはとれるわけです。
それに、今回は、はやめに「風水士」のジョブが使用できることになっていますので、パーティにぞろぞろ風水士・・・・・というプレイヤーさんも、多かったのではないかと思います。

せっかくの見せ場なのですが、DSの学者さんは、しっかり活躍できたのでしょうか?

このジョブの場合、アイテムの効力が倍になります。
ポーションや、ハイポーションを使えば、回復量が倍。
相手の弱点を確認して、それに対応する「攻撃アイテム」を学者が使えば、大ダメージが期待できることになります。

うまく活用すれば、面白いジョブなのですが、まったく気づかれずに終わってしまった・・・という話も聞いています。
つらいところだねぇ。苦笑。


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