ちょっと、見てみたかったですよね。
Aボタンをしばし押しっぱなしにしてから、放つと、ポケモンがくるりと回転しながら周囲の敵全員に切りかかる!・・・なぁんて画面があったかもしれないのです。
これじゃ、どこかの別ゲームの1シーンになっちゃいますかね?
とっても便利そうな技なのですが、なぜボツになってしまったのか?
う〜ん、もしかすると、この技を使用すると、すぐ後ろについて来ているかもしれないパーティ・メンバーのポケモン、もしくは救助依頼で「どこそこまで連れて行って・・・」という依頼者ポケモンまで、いっしょに「切って」しまう可能性がでてくるかもしれない・・・からなのかなぁ??
「かいてんぎり」はボツになってしまいましたが、そのかわり、ダンジョン専用の技マシンとして、前方+左前方+右前方という3方向同時攻撃が可能になる技マシン「
すいへいぎり」と、同じ部屋にいる敵全体に一定数のダメージをあたえる技マシン「
しんくうぎり」が追加されています。攻略がすすまないと行くことができないダンジョンの深部に「カギ」付宝箱に守られて「入手しにくい」状態になっていますが、ぜひゲットして、攻略を有利に進めたいものです。
ちなみに、この「ボツ」になっているはずの技マシン「かいてんぎり」ですが、データ解析したプレイヤーが作成したらしい「非公式パスワード」で入手することが可能だったりします。
また、市販されているPARのコードを取り扱った雑誌にも入手コードが掲載されています。
それらを利用すれば、簡単に入手できるのですが、これもまた、だれも「覚えてくれない」技なのであります。
たとえ、技オールマイティのミュウに「教えよう」としても、「覚えられません」とキャンセルされますので、こっそり使用してやろう・・・なぁんてことは、考えても無駄なんですよぉ。
ポケモン不思議のダンジョンには、上記のボツ「技マシン」以外にも、ゲーム・データの中にだけ存在して、ゲームには登場しないアイテム(注3↓)がいろいろあります。
もしかしたら「○○のゆびわ」というアイテムになったかもしれない「ゆびわ」の元みたいな「データ」もあります。(注4↓)
指輪・・・不思議のダンジョンの草分けともいうべき「
トルネコの大冒険」では、武器・防具以外の装備品といえば「○○の指輪」でした。
指輪には、装備者に特定のアビリティをさずける力みたいなものがありまして、便利な指輪を発見できればグンと攻略が楽になったものです。
指は10本ある(足の指は数に入っていません)わけですが、ゲームですから、すべての指に「指輪」をはめることは不可能でして、どんな指輪を装備したら最も有利に冒険が進められるか・・・さんざん迷って結局「空腹予防」の「
はらへらずの指輪」あたりを装備したプレイヤーさんが多かったのではないでしょうか?
「不思議のダンジョン」の装備品=指輪 というイメージが強いプレイヤーは、たぶん多いのではないかと思うのですが、ポケモンでも、一応「ゆびわ」について検討されたのでしょうね。
でも、
ポケモンのゲームだったので、ボツになってしまった。笑
だって、380種類を軽くこすポケモンの中には、どう考えても「指輪」を装備できそうにない形態のユニットがいっぱいいたからです。
虫タイプのポケモン、魚を連想するようなポケモン、足はあるけれど手がないポケモン、手はあっても指があるのかどうかあやしいポケモン・・・いくらでも名前があげられそうですよね。
それで、多種多様のポケモンのどれであっても「装備」ができそうな形態のものが選ばれました。
「
布」ですね。笑
○○のスカーフ、○○のリボン、○○のバンダナ・・・これならば、どんな形のポケモンにでも、なんとか「むすびつけて」装備させることができるのではないだろうか?たぶん、こんなことが製作者の間で
真剣に議論されたのでしょう。
どうでもいいことなんですが、この「布」、本来はこんな(↓)形をしているんじゃないかと思うのですが
なぜか、ダンジョンの床に「落ちて」いるのを見ると、どうしても「カニのツメ」がころがっているように見えてなりません。
私だけなんでしょうか?
いかん、話がずれちゃった。
「
布」からは、どうしても「作用」を連想しにくい・・・というケースもあって、もう1つ「
メガネ」タイプの装備品も用意されました。
しかし・・・ここで、つっこみを入れるとですね・・・どんなにゲーム製作者達が議論を繰り返しても、ポケモンが相手のゲームとなると、無理がありましたよね。
まず、大きさです。
サイズが小さいほうのポケモン、ポワルンやジラーチなんか30センチ程度しかありません。
手に楽々のっけられるサイズです。
でも、でっかいほうのポケモン、たとえばカビゴンは2.1mで460kgあるという設定です。イワークは8.8mのいわへびポケモン。これが進化してハガネールになると、さらにでかくなって9.2mだそうです。それどころか、海に目をむければ14.5mのホエルオーが泳いでいたりする。
30センチのポケモンと14.5mのポケモンがまったく同じに装備できる「スカーフ」って・・・どんな大きさだったらいいのでしょうか?笑
それどころか、ジラーチがかけられる「メガネ」なんか、どう間違ったところでホエルオーがかけられるはずもありません。大笑
メガネ使えそうにない方々
次にポケモンの形。
いやぁ、実にいろんな形のポケモンがいます。
2足歩行、直立人間型のポケモンならば、たいていの「装備品」が普通に使えそうなのですが、ひらぺったいのもいます。丸いのもいます。不定形のものまでいます。
装備に困らなさそうな方々
もうね、考えても無駄だから、どんな形のポケモンであろうと使える「そういう不思議な装備品なんだ」と、ひらきなおるしかないわけです。
はい、笑って許しちゃうしかありません。
いろいろ、想像しながらね。
ほら、ビリリダマとかマルマイン・・・なにを装備するとしても、相当苦労しているんだろうなぁ・・・とか。
もどります
ここで紹介した
「ぼつネタ」アイテムについての注意書き
(注1)技マシン「ほりおこし」
わざ「ほりおこし」をおぼえる
しょうめんのかべを くずす
と表示される技マシンになるはずだった「ぼつネタ」。コードなどで入手しても、使用できない。
既存の技である「いわくだき」が同じ効果で利用できるため、ボツになったと考えられる。
(注2)技マシン「かいてんぎり」
わざ「かいてんぎり」をおぼえる
まわりの てきポケモンに ダメージをあたえる
と表示される技マシンになるはずだった「ぼつネタ」。コードなどで入手しても、使用できない。
(注3)
「ぼつネタ」けいかいメガネ
各種RPGゲームには「警戒」というアビリティが存在していたりします。
そのアビリティを持っていれば、敵の先制攻撃が回避できる・・・とか、バックアタックをくわなくなる・・・とか、効果もさまざまです。
不思議のダンジョンの場合、敵からの先制攻撃というものは基本的にありません。バックアタックという概念もありません。(囲まれるだけですね)
「みとおしメガネ」を装備すれば、敵の位置も落ちているアイテムの位置もわかってしまうゲームですから、いったい何のための警戒なのだろうか?・・・と思ったら、
「
もっているポケモンは てもちのどうぐを とられたり はたきおとされたりしないですむ」
という効果があるアクセサリーになる
予定だったようです。
「どろぼう」「はたきおとす」よけだったんですね。
あれ・・・?・・・このゲーム、手持ちというか装備できるのって
1個だけですよね。だったら、わざわざ「けいかいメガネ」を装備して「どろぼう」「はたきおとし」避けをしても、意味ないんじゃないかな?なにも装備していないのと同じことになっちゃいますよね。
これがボツの原因かな?
「ぼつネタ」ようすみのたま (様子見の球?)
ドラゴンクエスト・シリーズに「アストロン」という魔法があります。
初めて出会った敵が、どのような攻撃をしてくるのか確認するための魔法ですね。
これを使用すると、自分達は鋼鉄のようにカチンカチンになって、しばらくの間、まったく動くことができなくなります。しかし、その間は、敵の打撃攻撃も魔法攻撃も無効になります。敵の行動を観察して知るためには便利な魔法ですね。(敵が使用してくると、けっこううっとおしかったりするのですが。笑)
てっきり、このアストロン同様、自分に使うアイテムだろうと思っていたら、
「
てきポケモンを ようすみじょうたいにかえる
ようすみじょうたいのポケモンは こうどうできない」
という、正面の敵に使うアイテムでした。
これを使うと、正面にいる敵は、しばらくの間、なにもしないで立っています。したがって、その間、味方は攻撃のやりたいほうだいになるわけです。
う〜ん、使えるのでしょうか?
そこまでして、敵をたおして経験値を入手しなければならない・・・というゲームではないでしょう。
逃げるために使用するのであれば・・・
むしろ、こちらから攻撃をしかけない限り、同じ部屋中の敵を硬直状態にできる「しばりだま」のほうが、利用価値が高いと思われます。
となると、このアイテムが存在するとしたら、使用される「相手」はボスに決まってくるでしょう。
はめアイテムで、何もできないままでたおされる「ボス」が出ては困ります。
これじゃ、やっぱりボツですね。
実は、たいへんに困ったことなのですが、この「ようすみのたま」をコードなどで入手した場合、ゲーム内で使用できてしまうんですよ。すべてのポケモンにためしてみたわけではありませんが、使うと正面の敵は「ようすみ」状態になって、立ちつくします。
めっちゃ、ヤバイです。汗
「ぼつネタ」とりつきだま
「とびつきのたま」ではありません。「とりつきだま」。
説明を見ると、すごいですよ。
「ちからつきたときに なかまポケモンに のりうつって いきのびる
リーダーポケモンが もっていないと こうかがない」
と出ます。
うわぁぁ〜っ、なぁんてダークなアイテム!!
これで、あなたもゴースト?の仲間入りですね。
この「ぼつ」アイテム、発動するのかどうか・・・まだ、調べていないんです。
だって・・・あまりにも、内容がねぇ・・・。
うっかり確認作業をして、「ぼつ」なんだから、なにも起きませんでした・・・というのならば、いいのですが、とんでもないバグでも起きてしまったら、さすがにヤですもんね。
そもそも、そのとりつかれた「なかまポケモン」の立場は、どうなるという設定だったのでしょう?
友達エリアに強制帰還されるだけ?
それとも、仲間が完全削除されて、リーダーが復活するのでしょうか?暗ぁ〜。
こんなのねぇ、「ふっかつのタネ」を持っていればすむことなんですよ。
ボツだ、ボツ!!
(注4)ゆびわ
ゆびわD、ゆびわE、ゆびわFというデータがあるらしく、コードで入手することが可能な「ぼつネタ」。
ということは、当然A、B、Cというデータもあったのだろうけれど、これはデータの中からも削除されてしまったのかな?
入手しても、まったく無意味。なにしろ、説明を読もうとしても、空欄で表示さえ出ないことになっている。
さらに後日談
もの好きなゲーマーとしては、やっぱり、どうしても気になって「
とりつきだま」の確認をしてしまいました。
どうも私は「好奇心」に勝てないタイプみたいです。危険です。汗
コードで入手した「とりつきだま」をリーダーのポケモンにもたせまして、仲間を1体つれてダンジョンに行きます。
実験とはいえ、少々ビビリぎみですから、リーダー役は「ビリリダマ」君。
おやじギャグかっ!!
(実は、この手のギャグ・ネタを最初に提供してくださったのは、ワザップ!などでお世話になっているキーさんだったりします)
仲間ポケモンはエレキッド。
選択理由は、単に「何か予想外の事態が発生しても、すぐもう1度仲間にしに行けそうな場所に登場するポケモンだったから・・・です。ちょうど、ビリリダマと同じ友達エリアにいましたしね。
ごめん、エレキッド、迷惑だったよね、きっと。
さて、ダンジョン内でいい具合(?!)にリーダーが敵ポケモンに囲まれまして、HPが0になったんです。
どうなったでしょうか?
この「
ぼつアイテム」は、発動するんです。
まずビリリダマのHPが0になった瞬間に、ビリリダマの姿が消えます。
そして、今までエレキッドがいた場所からエレキッドが消失して、そこにビリリダマが「なにごともなかった」かのように出現するんですよ。
画面下には「・・・・・・・とりついた・・・」云々という説明がポンと入ったりしてね。
うわぁぁぁ〜〜〜っ
とうとう私は、怨霊の仲間入り?!
もうね、そそくさとそのダンジョンを突破しまして(苦笑)、大あわてで「友達エリア」に向かいます。
エレキッド、エレキッド・・・はたしてエレキッドは、どうなったのか?!
いました。
なんにもなかったように、エリアでくつろいでいました。
とりあえず、ホッ。
さすがに、ポケモンのゲームですから、「とりつかれ」て、完全削除・・・というダークな設定じゃなかったんですね。たんなる戦線離脱状態。落とし穴にはまったようなものなのかなぁ?
どっちにしても、いい気分になれる「アイテム」じゃありませんね。
「ボツ」ですよ。「ボツ」!!
「ふっかつのタネ」を「道具」で持ち込めば、いざって時でも自動復活できますので、それで充分だと確信いたしました。
もどります
2006年9月8日 追加記入
ボツになった技マシン「かいてんぎり」について
この技マシンで使うことができると設定されていた、自分の周りどの方向の敵でも1ターンで同時に攻撃することができる・・・・・という効果は、「いあいぎり」を使用することで発動させることが可能になっています。
私の感覚では「いあいぎり」というと、前方向への攻撃という印象が強かったので、前・斜め前右・斜め前左の敵に切りかかる技を勝手に連想していました。
これだと、「すいへいぎり」とかぶってしまうので、?????だったのですが、周囲全体攻撃だったのですね。
ボツになったアイテム「ようすみのたま」について
コードなどで入手しても、ボス扱いのポケモンが相手の場合は使用することが不可能だそうです。
そういう、「ハメわざ」は、やっぱりダメだったんですね。
ボスに使用できないのであれば、どうしてもボツにする必要があったのかどうか疑問です。