ボタンがないっ!!
コナミコマンド
という言葉を知っていますか?
ファミコン、スーパーファミコン時代にTVゲームで楽しんだ世代の人なら、だれでも1度くらい使ったことがあるコナミ・メーカー専用「裏技?」の通称です。
まずポーズを入れて、十字キーを
上上下下左右左右と押してからBボタンAボタン
と押す。すると成功であれば、ピローンと効果音が鳴ったりして、自機にオプションがついたり、状況が有利になったりするわけです。
当時のプレイヤー達にとっては、あまりにも有名な裏技だったので、コナミの新作ゲームが出ると、
とりあえず1度はこれを入力してみる
。笑
メーカー側も心得たもので、公然の秘密として何らかの特典を入れておくこともあれば、逆にシューティング・ゲームだと自機が爆発してしまったり、
「
残念でした。何もないよ〜
」
というテロップがピロンと出る・・・というオチがついていたゲームもありました。
これが、いつの間にか、子供達の口にのぼらなくなったような気がしてはいたのです。
いえね、D.D.R.などに上上下下左右左右というパターンが出てきたりして(気がついた人は笑うわけです)、今でも存在していることは確かなんですよ。
なにしろ、数年前、週刊少年ジャンプに封神演義(藤崎竜:作)が連載されていた頃、主人公の太公望が乗り物として使っている四不象(スープーシャン)の飛行方向を
「上上下下・・・」
で指示するというギャグシーンがあって、私はそれを見たとたんに大笑いしたわけですよ。
無敵
にゃならんだろう・・・とか、
オプション
ついたら、おもろいだろうなぁ・・・とかね。
ところが、この大ヒット・コミックがあった後、なにかのはずみで、誰かがコナミコマンドを口にすると
「
あ、知ってる。封神に出てきたセリフ!
」
という返事が返ってくるようになってしまったのです。
いや、それ、違うだろう?!
違っちゃいないが、元ネタはもっと前だって。
え、元ネタ知らないのか?
ちょっと、ショックでねぇ。
なんで最近コナミコマンドについて、話されなくなっちゃったのかと考えたわけです。
もしかして、ハードが増えたせいですか?
たとえば、プレイステーションのコントローラーには、AボタンとかBボタンはありません。
○ボタンとか△ボタン・・・なんです。
(PSにおけるコナミコマンドは、基本として上上下下左右左右X○らしいです)
あのコマンドは、すでに利用者にしみこんだリズムというものがありまして、
「
上上下下左右左右BA
」
でなければならないんですよ。笑
最後が「・・・バツ マル」では、落ち着かない気分になってしまうのではないでしょうか?
こだわっているの、私だけですか?
そう言えば、スーパーファミコンで発売された「クロノ・トリガー」(1995年3月発売)というRPGの中に、過去のある時点でルッカちゃんのお母さんが事故にあうのを、なんとか阻止しようとするシーンがありました。
もしも、その時に機械を止めることができていれば、お母さんが大怪我をすることはなかったはず・・・機械を止めるためのパスワードを探して入力してください・・・というわけです。
ヒントになるのは、そのパスワードは最愛の人(お母さん)の名前になっているということ。お母さんの名前はララさんというので、コントローラーのLボタンとAボタンを使って
L・A・L・A
と入力すればイベントがクリアできることになっていたのです。
ところが、このゲームがやがてプレイステーション用にリメイクされまして(1999年11月発売)・・・Aボタンが存在していないわけです。
イベントそのものは「スーパーファミコンのコントローラー」でAボタンだった役目を受け持っている「プレイステーションのコントローラー」の○ボタンを使って
L・○・L・○
と入力すればクリアとなるのですが・・・プレ・ステで初めて「クロノ・トリガー」をプレイした人にとっては、
意味のないパスワード
になってしまったわけです。
う〜ん、今後もいろんなハードが登場したり、コントローラーの部分名称が変化したりすると、リメイク作品の謎解きなどで不都合が起きてくることはあるのかもしれませんね。
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