バハムート様の話 (3)
このネタ、いったいどこまで引っ張るつもりなんだろうね、私。
FF8の話
FF8が発売された時、その映像の進歩には目をみはりました。
風に舞う小鳥の羽。
打ち寄せる波。
シロウト目にも、表現がむずかしいのではないか?と思えてしまう映像がバンバンとびこんできます。
(あれ、実際難易度の高いものだったそうですね。ムービーを作った人たちのインタビューを見ました。)
召喚獣の登場シーンも、とんでもなく美しいです。
雲海を泳ぐかのように出現するバハムートは、わりとスリムで惚れ惚れしました。
ただ、毎回、召喚時間が結構かかるので(笑)全体のプレイ時間が軒並み上がってしまったのは賛否両論だったかもです。
(私はわりと喜んで見ていた人なんですよ。というか、最初の1回をのぞくと、出現シーンがほとんど省略されてしまうというFF9のシステムは、がっかりしたものです。きっちり見るのもOK、さっさと出て来いモードもある・・・というFF10は、ユーザーフレンドリィなんでしょうね。)
8の召喚獣(GF)は、味方ユニットにジャンクションさせるのが基本ですが、長期に渡ってジャンクションさせているとそのキャラクターとの相性がよくなっていきます。
しょっちゅういろんなGFをとっかえひっかえしているよりも、このキャラクターにはこのGFと決めて、相性を良くしたほうが有利です。
なぜなら、相性がいいキャラが召喚獣をバトルに呼んだ場合と、さほど相性が良いわけではないキャラが呼んだ時とでは、召喚するまでに必要な待ち時間がぜんぜん違ってくるからです。
やっぱり、呼んだらすぐに出てきてほしい
。
それで、私のプレイでは、いくつかの組み合わせが独断と偏見で決まっていました。
若さ爆発、燃える男ゼル君にはイフリート。知的美人キスティスさんにはシヴァ。おキャンなセルフィちゃんにはサボテンダー・・・
バハムートは、主人公がつけることになっていました。
相性、高かったですから、呼んだらあっという間に、皆さん出てきてくれます。
スコールのバハムート様も
「
なんで隣のサボテンダーより、オレ様の取れるダメージ・ポイントが1ポイント負けとるんじゃ?!
」
と、ボヤきながら(?)いそいそと駆けつけてくれていました。
FF8のバハムートって、ダメージ限界突破がないから、すぐに取れるダメージが9999打ち止めになってしまうのです。
サボテンダーの技は10000ポイント。
なんと、バハムートがサボテンダーに1ポイント負けるという
異常事態
だったのです。
召喚シーンに時間がかかるから、待っている間にボタンを連打して「応援」しちゃおう!というシステムもあったんですが、バハムートの場合
「
応援しようが、しまいが、どうせ打ち止
めじゃん」
という話になってしまって、呼びっぱなしの「応援」なし。
竜王バハムート様、
けっこう孤独
かも。
召喚にとてつもなく時間がかかる「エデン(ダメージ限界突破付)」なんか、みんなヒマつぶしもかねて、一所懸命応援しているのにねぇ。
まぁ、そんなこんなで、とりあえず話を進めて、最後の敵のところまでやってきたわけですよ。
ドアを開ける前に
「この先にアルテ○○アがいる。行きますか?」
なぁんて、とっても親切に注意書きが出たりしてね。
装備とか確認して、よし、では参ろうか?!
一応パーティ編成とか、作戦は立てていたんです。
でも・・・その最後の敵がね、
「誰からかかってくるか?
誰でも同じことだ。
私が選んでやろう。」
とか、言い出して、こっちの予定を無視してくれるわけです。
え〜〜っ! 先発メンバー 自分で決められないのぉっ?!!
バトルがスタートしたら・・・笑えるよ・・・
主人公2軍扱い
。
もちろん、バハムートも登場のチャンスなし。
(いや、そのラスボスが選んだメンバーでクリアしちゃったもんでね)
ラストバトルで主人公がはずされるゲームって・・・ありなの??
FF9の話
実は、都合2回クリアしたはずなのですが、FF9でバハムートの印象というと、例のアレクサンドリア襲撃のシーンしか浮かんでこないんです。苦笑
飛来するバハムート、迎え撃つアレクサンダー。
ほとんど、東宝の
怪獣映画の1シーン
みたいで、すげぇ・・・とか言いながら見入っていました。
このゲームでは、召喚獣を呼べるキャラクターが2人に特定されていましたし、その呼べる種類も限定されていました。
つまり、この召喚獣を使いたいと思ったら、呼べるキャラをパーティに入れておかなくてはなりません。
バハムートを使うためには、ダガーさんがパーティにいなければならないのですが・・・
へんですねぇ。ちゃんと育てましたから、パーティに入っていたことはあるはずなのですが、ほとんど印象がありません。
というのも、私にとって召喚獣は、あの時間のかかる出現シーンこそが重要な要素でして、9のように結果だけがドンと示されても、召喚した・・という気分にならないのですよ。
召喚獣の印象がバトルから消えると、プレイした記憶としては、
「チョコボでひたすら穴掘りをしていた」
「クイズの答えにすったもんだした」
「カエルをとりまくった」
「モーグリは、どこ行ったぁ〜〜っ」
「精霊をさがしまくった」
「コーヒー豆がみつからん!!」
「ステラツィオはどこじゃぁっ!!」
・・・・なんか、
ミニゲームばっかりやっていたのか
、自分?
ごめんね、バハムート様、9って、私ごのみのミニゲーム要素がやたら多かったんですぅ。
FF10の話
10番のバハムートといえば「
マッチョ
」!
最初の登場シーンは、たいていユウナさんがたった1人で浄罪の道をさまよう場面でしょう。
いつもならキマリ君あたりが立っている位置に、その時はだぁれもいなくって、主として白魔法エリアのスフィア盤を進んできた女の子が、この先1人ですすめるのだろうか・・・と、不安いっぱいの場面ですよ。
正直な話、召喚獣がついているんだから
心配すること、ぜ〜んぜんないんですが・・・
すんげぇ迫力で降下してきて、彼女のそばにド〜ンと降り立ったバハムートが、どんなにたくましく見えたことだったか。
横で見ていた娘は
「ムキ ムキ マッチョだ」
と、言っていましたが、FFの中ではやっぱり異色でしょうね。
どちらかといえば、FFシリーズのバハムートは、巨大な翼で空中に浮きながらブレス攻撃してくるイメージですが、10番のバハムートに限り
「
大地に立つ!!
」
という印象が強いです。
攻撃方法も、あのままプロレス技の1つや2つ・・・いやいや、それどころか、カラテだろうが、ボクシングだろうが、回し蹴りだろうが跳び膝蹴りだろうが・・・どんな格闘技が出てきたとしても、納得してしまいそうです。
(マジでちょっと見たいかも)
いったいどんな「祈り子様」が見る夢なんだよ・・・と、話を進めると、実は物語のスタート直後に「夢のザナルカンド」で謎の言葉を話しかけてきた少年だった・・・というオチにつながります。
今回、バハムートは無条件でダメージ限界突破がついていますから、頼りになること、この上ないです。
前もってODポイントをためておくか、マスター召喚すれば、後半のボス・キャラ相手にだって、とりあえず1発、確実に大ダメージを与えることが可能になります。
オーバー・キルの攻撃手段としても、きわめて有効です。
でもねぇ、こんなにものすごい召喚獣なんですが・・・ナギ平原のオヤジさんが作りだした「すべてを超えし者」が相手となると、大技をうけさせる盾役として、何度か使ってしまいました。
インタ版の対デア・リヒターでも、ずいぶん消耗品扱いしちゃったような気がします。
バハムート様、ゴメンなさい。
FFX−2の話
自軍が召喚獣を扱うことが不可能となった世界で登場するバハムートは、敵として立ちふさがるアンダー・ベベルのバハムートより、祈り子様としての少年バハムート君(←いや、名前を知りませんので)の方が、よほど重要です。
「夢見ること」をやめたはずの祈り子様たちの召喚獣が、なぜ敵として登場することになったのか?許しを請いながら「解説役」で出てくるバハムート君、
妙にかわゆい
!!
少年といっても、最低千年、祈り子やってる超ベテランなんですけれどね。
どこのサイトさんだったか、エンディングで前作の主人公がビサイドに帰ってくる追加ムービーを出すための条件についての質問がありまして、それに例の返事を書いたんですよ。
「・・・・・この条件ができていると、最後の戦いの後で、ユウナさんが花畑までもどって来た時、○ボタンを数回押すと、バハムートの祈り子さまが登場して・・・・」
そうしたら、
「
あれって、バハムートなんですか?!
」
って、レスが入っちゃった。
FF10をプレイしていないと
「あの少年、だれ?」
なぁんて言われちゃうあたりが、ご愛嬌だったりしますね。
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