NOBODY  (改造バグで笑おう)


私は普段、データ改変用の外部機器(PARなど)を使わないプレイをしているので、コードなどの知識にうといです。
今回、たまたま実験してみたいことが重なって「ポケモン不思議のダンジョン赤」で、いつになく何度もPARを使用しました。この途中で、自分でも思いがけないようなバグをいろいろ体験することになり、ちょっと新鮮な気分です。

コードを使用すると、通常では起こりえないようなゲーム展開にすることもできますが、一方、予想外の問題が発生することもある・・・ということも実感しました。
(コードは市販されている専門雑誌を参考にしましたが、特例をのぞいて、そのコードを使用することにより、どこかに問題が起こりうるのかどうか・・・いちいち解説がつけられているわけではありません。と言うか、相手はバグですから、それらを完璧にチェックしつくすことは不可能なのかもしれませんね。)

想定外の問題にぶつかって、かなりの時間を無駄にしたこともあります。
せっかくの喜びをふいにされたガッカリ経験もあります。

でね、がっかりしただけでは面白くありません。
このまま終わると、本当に時間を無駄にしただけになってしまいます。
この失敗談を紹介してしまいましょう。
ほら、他人の失敗というのは、笑えるものでしょ?
「はっはっは、ば〜か・・・」
と大笑いしてもらえば、ストレス解消に役立つかもしれないってことです。



今回のネタは、コイキングです。

不思議のダンジョン赤でPARを使用して、なんらかのデータ改変をしている最中に、「たきつぼのいけ」というダンジョンでコイキングを仲間にしたら・・・相手のレベルが0だった!!・・・・・という話は、前に紹介しました。(  )
これの、続編みたいな話です。

その前に・・・最近プレイした「キングダムハーツII」(2005年12月発売)というアクションRPGにNOBODYと呼ばれる敵キャラクターが登場します。
そのゲームの世界では、生き物は「魂」「心」そして入れ物である「身体」の3つでできているという設定があります。
「魂」が無くなれば、死が訪れます。
「心」は、いつもは光と闇の影響を受けながら、バランスをたもっています。
もしも、「心」が闇の世界に完全に取り込まれてしまったら・・・その「心」は身体を離れて「ハートレス」と呼ばれる魔物のような存在に変化してしまいます。これが、まぁ、そこいらへんにいっぱい登場するザコ敵になるわけですね。
「心」がなくなってしまった「身体」は、どうなるのか?
普通、「心」がなくなると、残された「身体」と「魂」は消滅してしまうことになっています。しかし、「強い心の持ち主」の「心」が抜け出てしまった場合は、残された「身体」がノーバディというものに生まれ変わる場合がある。(かなり強めのザコ敵だったりする。笑)
このノーバディの中でも特別に強力なメンバーが、今回のゲームの敵対グループ・・・という設定ですね。

ノーバディ・・・誰でもない(NOBODY)ですね。
身体がない(no body)ではありません。

ゲームの中では、このNOBODYをいろんな表現で呼んでいます。
「存在しないもの」「抜け殻」「消えいく肉体」なんかがそれです。
どんなヤツか・・・というと、たとえば、こんなの(↓)ですね。


キングダムハーツIIに登場するnobody:ダスク


念のため、スクウェアエニックスの開発スタッフさんの名誉にかけて、これは、私の画力のせいで、ヘボい紹介になっているだけでして、ゲームの中では、白銀メタル・カラーの不思議な存在。これが、いい動きをするんですよ!
(そのせいもあって、ずいぶんボコボコにされたりしてね。手トロ・ゲーマーだから、私)
ええ、散々苦労させられましたが・・・・・・いい表現でしょ?この名前。
存在しないもの
ポケモンに登場する、アンノーン(知られざるもの・・かな?)という名前もスキなのですが、私はゲーム内にポロっと登場する微妙な「名前」にひかれるタチであるらしいです。

なんで、他のゲームの話が出てくるのかというと、今回「コイキング」がNOBODY「存在しないもの」になっちゃったからなんです。


前回、「たきつぼのいけ」で「レベル0」というバグ状態で仲間にしたコイキングは、「しあわせのたね」あたえまくり・・・という、少々はずかしい方法でギャラドスに進化させました。
なにしろ、Aボタンで話しかけると
「世界一弱いポケモンなんだ。知ってた?」
とかいう、なっさけなぁ〜いセリフが返ってくる・・・という自称(他人もそう思っているって)最弱ポケモン・コイキングです。
友達エリアにギャラドスがいたら、さぞかし「見栄え」がするだろう・・・と考えて、進化のための経験値かせぎをしようとしたのですが・・・弱い。
「レベルがあがったよ〜!でも、やっぱり、弱いかも・・・」
というレベルUPセリフにも閉口しましたが、本当に強くなってくれません。
普通のポケモンならば、低レベルのころにレベルUPすれば、それなりにパラメータも伸びてくれるはずなんですが、コイキングときたら、どうにもこうにも
「○○が1あがった」
ばかりで、やりがいがありません。
そのくせ、レベルUPのための経験値だけは、きっちりしっかり必要になります。

「世界最弱ポケモンに期待をかけちゃいけない。根本的にヤツがコイキングである限り、どうやっても弱いのだっ!!」

途中でひらきなおってしまいまして、アイテム使用でレベルUPさせることに切り替えちゃったんです。
連れて歩く間中、リーダーの後ろを横倒し状態ビチビチびちびちしていられるのも、かなりうっとおしかったもんですから・・・汗。

(え?ギャラドスですか?レベル20のギャラドス・・・ちっとも強くありませんよ。見栄えは最高なんですけれどね。同じエリアにミロカロスがいますので、でかいの2体、ニョロニョロずるずる・・・へびタイプポケモン大好きな私としては、とってもうれしい!でも、あれ、さらに育てたら、急激にパラメータが伸びるしくみになっているのかなぁ・・・?)

この状態で一応満足していたのですが、後日、メールで
コイキングは、やっぱり弱くなければならないのか?
というやりとりをしてしまいまして・・・オリジナル・ポケモンゲームでは、絶対に強くなってくれないコイキング・・・不思議のダンジョンに限り、とんでもない強力ユニットに成長させることができるんだよなぁ?!・・・と、まぁ、なんだ、ろくでもない興味がわいたわけです。
ほら、不思議・・の場合は、どのポケモンでも「覚える」ことが可能である特別の技マシンが2種存在しているじゃありませんか。
これ、コイキングも例外ではなく「すいへいぎり」「しんくうぎり」を覚えさせることができるのです。「はねる」「たいあたり」と「じたばた」だけじゃないんですね。
さらに、タウリンなどのアイテムがオリジナル・ポケモンゲームとは別の作用というか、あたえれば直接パラメータをUPするのに使えますし、個数制限もないみたいです。
(入手するのは、たいへんですけれどね)

そもそも、こういう、どうでもいい遊びの話であるのなら、コードでいろんな能力をポンと最高にしちゃうこともできるわけですよ。
ふふ〜ん、ためしにやってみるか?
最強コイキング!!

レベル100。
かしこさ 最大。
各種能力999ポイント。
「すいへいぎり」「しんくうぎり」装備。

はたして、こういうコイキングがいたら、感動が得られるだろうか・・・?

やる気になっちゃったんです。

でも、材料がない。
(タウリンなどは、あるけれど、コイキングがいないのです)

で、ひさしぶりに「たきつぼのいけ」に出かけて行きました。

ところが、ろくでもない計画を読まれてしまったのか、なぜか、全然コイキングが出てきてくれないのです。
(もともと出現率は、たいへんに低そうなポケモンだと思いますが・・・)
危険覚悟でスターミィ(レベル95)を光らせて、敵ポケモンをどんどこ出現させたのですが・・・でない時には、出ませんネェ。
しかも、やっと出てきたコイキングに「仲間ぁ?やだ!」とばかりにそでにされ、勧誘失敗してしまいました。

くぅそぉ〜っ!!

どうせ遊びのつもりなんですから、コード使用で「でんじはのどうくつ」にコイキングを出現させてゲットしてしまえば簡単だったんですが、ちょっとだけムキになっちゃったんでしょうね、この時。
こりずに「たきつぼのいけ」に出かけていって、「たおしたポケモンが仲間になりやすいコード」を使用したんです。

やっと出てきた2回目のコイキングをコードで無理やり「仲間」にして・・・ははは・・・やっぱり今回もレベル0だなぁ。
なんで、おまえさんとヒンバスって、コードでつかまえるとレベル0になるんだろう?
(他のポケモンは、コード使用中でもレベル0にはなりません)
とか思いながら、「あなぬけのたま」で脱出したんです。
そう、レベル0のままで

友達エリア、ギャラドスの近くにコイキングがビチビチビチ・・・。
この日はもう時間がなかったので、そのままセーブして電源を切ったんですよ。

翌日・・・。
友達エリアに行こうとしたら、コイキングがいない!
リストのギャラドスの隣に「コイキング」の名前がないのです。

えっ?!

エリアに行っても、ギャラドスとミロカロスがニョロニョロしているだけ。
レベル0のコイキングの姿は、かすみのように消滅してしまっていたのです。

なんでぇ〜〜っ!!


思い出しました。
前回、コードによるバグでレベル0のコイキングを仲間にしてしまったときは、ダンジョンの中で、何度かバトルをしたのです。
このために、コイキングは即、レベル1に「レベルUP」したのでした。
基地に帰ってきた時、なんレベルだったのか記憶がありませんが、少なくとも0ではなかったのです。
今回は、レベル0です。

レベル0のポケモン。
これは、もしかして、NOBODY・・・存在しない者だったのではないでしょうか?
だから、電源を切った瞬間に、存在しなくなってしまった。
翌日、エリアに出かけて行ったって、NOBODYは、消えちゃっているわけです。


うわぁぁ〜〜。
キングダムハーツIIのみならず、ポケモン不思議のダンジョンでまで、NOBODYに苦労させられるのか、私っ!!


・・・しかたがありませんので、もう1度「たきつぼのいけ」に出かけて行きました。
はい、今度はPARなしで・・・。
ええ、もう、遊びとは思えないくらい、延々と時間をかけて、普通のレベル5のコイキングを無事、仲間にしてきましたとも!!

こういうどうでもいい努力を別方向に向けられれば、私ももう少しりっぱな大人になっていたかもしれないんですがねぇ・・・

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