Aボタン連打ゲーム?
                          聖剣伝説DS CHILDREN of MANA


聖剣伝説シリーズと言えば、御伽噺の世界を歩くようなイメージの映像。
(初期ゲームボーイ用ソフト:白黒画面の第1作は例外ですが・・・)
登場する敵の魔物たちも、とってもかわゆい姿なのですが、やっぱし、魔物なので、攻撃はきつい。笑

今回も相変わらず、まるで童話の挿絵をみているようなふんわりと柔らかそうな世界の物語なのですが、バトル方法がコマンド入力ではなく、武器を装備して、自分で移動して「斬りかかる」・・・・・・というアクションRPGタイプですから、トロいゲーマーの私にとっては、油断ができません。

それも、今回は1人でバトルしましょう・・・・なので、スタート早々は、ハラハラのしっぱなしでした。
だれも助けてくれませんもんね。
攻撃も回復も自分の責任。

なにしろ、なさけない話ですが、最初のミッション(?)では、一気にダンジョンを突破することができず・・・・・・もちろん、プレイヤーがトロいからですが・・・・・・・1度、村へ引き返してしまいました。



このゲームには、経験値もレベルもあるのですが、レベルがあがったと言っても、すべてのパラメータがUPしてくれることにはなっていません。
たとえば、HPは、レベルUPによって、増加してくれるのですが、攻撃力とか防御力は変化しないのです。それらを上げようと思ったら、お店で売っている武器・防具を買って装備するか、ダンジョン攻略中に、宝箱から入手するか、倒した敵が落としてくれるのを拾って装備することになります。

しかも、装備するためには条件つきです。
○○の剣を装備するためには、レベルXX以上でなければならない・・・・・という、制限があるんですよ。
ありえない例えですが、ゲーム最強の剣が、スタート直後に間違ってそこいらに落ちていたとしても、それを装備できるのは、主人公がうんとレベルUPした後・・・・・ということになるわけです。

同じころに発売されたファイナルファンタジーXIIでも、装備品などを利用するためには、ライセンス問題をクリアしなければならない・・・という条件がありました。
このライセンスを取るためには、魔物とバトルして、ライセンスポイントをためる必要があったのですが、戦う相手は、最弱の魔物であっても影響がほとんどありません。このため、レベルは低くても、なんならライセンスだけはどんどん入手が可能ということになります。
もちろん、ライセンスだけあっても、物語が進まないと、アイテムも魔法も登場しませんので、あまり無駄なことはしないわけですけれどね。
でも、同じ装備条件でも、レベルによってしばられていると、どうしても主人公を強くしないわけにはいかない。どっちのシステムが面白いのかは、プレイヤーのプレイ方法しだいかもしれません。

また、レベル問題がクリアできていても、いつでも装備品の変更ができるわけではありません。
武器、防具、ジェム(アビリティの元みたいなものです)などのセットは、村にいる時と、ダンジョンの4フロアごとにあるセーブ画面のところでないとできません。
バトルの結果、とてもいい装備品をゲットしても、すぐその場で持ち変えることはできないのです。
したがって、せっかくいい装備を入手しても、セーブ画面のあるフロアまで到達しなければ、以前の装備のままで攻略しなければならないことになります。
(たいてい、ボスとのバトルの直前には、装備の変更ができるようになっています)



このように、少々条件がくっついてくるゲームだったので、
充分以上に主人公を強くして、余裕でダンジョン攻略がしたい
・・・・・という私にとって、時間をかけて経験値かせぎ・・・が是非やりたいゲームになってしまいまいした。

経験値かせぎそのものは、かなり楽しんでできるようになっています。
メインの物語とは別に「困っている人からの依頼」を解決してあげるというイベントが多数あるのですよ。
村人に話しかけることで発生する「依頼」もあります。
職業として「依頼」を提供する場所もあります。
プレイヤーが自分で動いて、そういう「依頼」イベントをこなしていけば、レベルも上がるし、お金もたまる、珍しいアイテムが入手できることもある・・・というわけ。
むしろ、自分で働きかけをしないでいると、メイン・シナリオだけが、ポンポンと提示され、ろくに何もしないうちにゲームだけが進んでしまった・・・ということになりかねません。
(それでも、プレイヤーさんが上手で、クリアできるのであれば問題ないのかもしれませんが・・・)
FFX−2のシステムと同じで、自分で事件を見つけてこないと、隠れた面白いイベントを見落としてしまうゲームなんですね。

なんか、FFX−2とFFXIIのシステムを混ぜ合わせたようなゲームに見えました。



ジェムと呼ばれる一種の宝石の原石みたいなものもあります。
いろんな種類があって、それを装備させると、主人公にアビリティが付くことになっています。
剣とかフレイルなど、装備した武器の攻撃方法が追加される・・・とか、魔法のランクが上がる・・・とか、特定の状態異常が回避できる・・・とか、実に多種多様のアビリティがあります。
装備品の種類、攻略するダンジョンによって、どんなジェムをセットすればいいのか、悩むところも楽しみです。

このジェム、原石というか、材料として使用できるものを入手してそのままセットしてもいいのですが、村で2種類を合成すると、違ったアビリティを持つ別のジェムに変化させることが可能です。
というか、すぐれたアビリティのジェムを使いたいと思ったら、合成はさけて通れません。
たいていの場合、材料の組み合わせは複数のパターンがありますので、自分が持っている材料で、いかにうまく新しいジェムを作りあげるのか・・・・・材料を買うのであれば、どうやったら安価で利用できるのか・・・・・考えることは、いっぱいです。
コレクションすることが好きなプレイヤーだったりすると、攻略に使用する予定が一切ないようなジェムでも「ジェム・コンプリート」のためだけに「合成」してみたくなっちゃったりしてね。
(別にコンプリートしても、なにも起きないだろうと思うのですが・・・)



まぁ、ありがちなことで、こうやって、メインの物語をそっちのけにして、いろんな「依頼」をこなしたり、ジェムの合成をしたりしていたら、本当に「充分すぎる」レベルになっちゃったんですよ。

最初のダンジョンでは、途中で半べそ状態で村に引き返したくせにね。

ボス戦は、一応クセのある相手ばかりなので「攻略方法」みたいなものがあったはずなのですが、ほぼ「力押し」。

山ほど出てくるザコの相手も、Aボタン連打で終わってしまいます。

おまえ・・・・・・それ、育てすぎ。
そんなんじゃ、ちっともゲームとして面白くないだろう?
・・・・・・・と、言われそうなのですが、結構本人は楽しんでいたりする。笑

本当に、Aボタンを適当に連打するだけでバトルに勝利できてしまうんです。
単純この上ないのですが、これが爽快だったりするんだワ。
(もちろん、場所や相手に合った装備とかジェム・セットには頭働かせているのですが)

なぜかというと、主人公の動きがいい!
十字キーの移動と、Aボタンの攻撃で、思うとおりにビシバシ動いてくれるのです。
まわりに、どっさりいる雑魚モンスターも、それぞれコチョコチョ動いているはずなのに、とってもスムーズにコントロールできてしまう。

例えが変かもしれませんが、コーエーの「三国無双」や「戦国無双」を、まったくのゲーム初心者がプレイした場合、単純操作だけで、それなりに「斬って斬って斬りまくり!!」の爽快感は得られます。
私も、息子のソフトで「100人斬り」おぉっ!「500人斬り」うおぉ〜ッ!・・・という体験をしました。
(技の出し方なんか、ぜんぜんわかんないんですが・・・・冷や汗)
まぁ、そういうのと同じ感覚ですね。

自分のアクション関係の手のトロさは充分認識していますから、Aボタン連打だけで、どんどん敵をけちらしていける気分は、一般のゲーマーと違って、この上なくうれしいんですよ。

はい、ゲームの楽しみは、レアなジェムのコレクションとか、レア・アイテムの収集とか、別の方面でOKです。
めざせ、魔物の1000人(?)斬り!!
   (そういう表示が出たら、よかったなぁ、マジで。)



今、考えると、なぜ、そこまでAボタン連打で爽快感に浸っていられたか・・・・・というと、原因は直前にプレイしたFFXIIにあったのかもしれません。

FFXIIは、ほとんど実写映像か?・・・と考えてしまうほど、画面の書き込みがすごいです。
そんな中で、見えていて、動いている魔物と、3人組の味方パーティがバトルを繰り広げる。
基本はコマンド入力のバトルですが、ガンビット・システムというものがあるので、いちいち命令をしなくても、プレイヤーが組み込んだ「行動命令」にしたがって、一部の(もしかすると3人とも)パーティメンバーが行動する。
そういうゲームですから、どうしても、キャラクターの反応スピードがゆっくりになってしまうのです。
敵の行動がほぼ一定で、味方の「行動命令」も単純そのもの・・・という場合は、このガンビット・システム、とんでもないペースでバトルを進行させる(オメガmkXII戦の場合など)のですが、通常は、そうはいかない。
たぶん、そうとうイライラしていたんでしょうね、私。
直後に、うまいこと参加できるアクションRPGゲームがあったのは、幸いでした。

まぁ、せっかくのDSなので、DSっぽさがもう少しあったら、よかったかなぁとも、思っているところです。

あ、DSの通信機能を使って、同じゲームをプレイしている「お友達」とパーティを作ってプレイしてみよう・・・・・・というシステムはあるのですが、これ、近くにそういう「お友達」がいないと、宝のもちぐされになってしまいます。
さらに、そういう「お友達」とのプレイをしないと、絶対に入手できないアイテムみたいなものもあるようです。

最近、こういう「通信」関係のゲームが多いのですが・・・・・・・できない人にとっては、あぁ〜〜あ・・・・・状態なんですよね。
皆さん、うまく「お友達」が見つけられる環境なのでしょうか?

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